▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
正体の分からない不安に追われている状態。振り返って姿を見られれば恐れは小さくなる。
心理学から見ると
化け物に追われる夢は、正体の分からない不安やストレスに追い立てられている状態の表れと読めます。脅威シミュレーション説では、追われる夢は危険から逃げる練習として発達したとされ、多くの人が見る典型的な夢の一つです。化け物の姿がぼんやりしているほど、不安の中身も自分で分かっていないことが多いと考えられます。
言い伝えと歴史
日本神話では、イザナギが黄泉の国から逃げ帰る際、追ってくる黄泉醜女に髪飾りや櫛を投げ、さらに雷神と黄泉の軍勢には桃の実を投げて難を逃れたと語られます。追われて逃げる話は昔話の「三枚のお札」などにも受け継がれ、知恵を使って恐ろしいものから逃げ切る物語は、人々に勇気を与えてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、化け物に追われる夢は「振り返ったか」で読み分けます。振り返って化け物の姿を見られたなら、不安の正体に気づき始めている印で、恐れはそこから小さくなります。振り返れずに逃げ続けたなら、向き合うのがまだ怖い問題があるのかもしれません。イザナギのように、逃げながら何を投げたかが、あなたの持つ知恵の形だと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本には、長く使われた道具が年月を経て魂を宿し、妖怪になるという「付喪神」の言い伝えがあります。古い傘や提灯、器などが手足を生やして夜の町を練り歩く姿は、昔の絵巻にも描かれてきました。妖怪の多くは、遠い異世界からではなく、暮らしの中の身近な物や出来事から生まれてきたのです。当サイトの見方では、化け物に追われる夢を見る人は、正体不明の大きな恐怖に襲われているようでいて、実は日々の小さな気がかりが積み重なって形を持ったものに追われていることが多いようです。放置した書類や返していない連絡が、夢の中で得体の知れない姿をとるのです。化け物が自分の家の中まで追ってきたなら、悩みが暮らしの奥まで入り込んでいる印。見ているときだけ動きを止める化け物なら、意識を向けている間は抑えられる不安なのかもしれません。追ってくるうちに化け物が小さく縮んでいったなら、恐れの正体が見え始めていると読めます。これは推察ですが、化け物の体に見覚えのある物の形が混じっていたら、それが不安の出どころだと考えます。
目覚めた朝にできること
今いちばん不安なことを紙に書き、「最悪の場合どうなるか」「そのときできること」を一行ずつ書いてください。正体が見えると、化け物は小さくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 不思議な体験を楽しんでいる……直感が冴えている時期
- ▲注意 怖くて逃げられない……説明のつかない不安に振り回されている
- 自分が不思議な力を使う……眠っている才能や、変わりたい気持ちの表れ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 化け物に追われる夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。正体の分からない不安に追われている状態。振り返って姿を見られれば恐れは小さくなる。
Q. 化け物に追われる夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 化け物に追われる夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今いちばん不安なことを紙に書き、「最悪の場合どうなるか」「そのときできること」を一行ずつ書いてください。正体が見えると、化け物は小さくなります。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。