◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
直感の高まりや、先行きへの不安の象徴。良い予言は吉兆、悪い予言は用心を促す知らせとされる。
心理学から見ると
予言を聞く、あるいは自分が予言する夢は、起きている間に集めた小さな情報を心が組み合わせて、先の展開を予測している状態とも読めます。いわゆる正夢とは断定できませんが、直感が鋭くなっている時期や、変化への不安が強い時期に見やすいと考えられます。
言い伝えと歴史
日本には、人の顔をした牛の姿で生まれ、予言を告げるとまもなく死ぬという妖怪「件(くだん)」の伝承があり、江戸時代から瓦版などで語られてきました。その言葉は必ず当たるとされ、恐れられる一方で厄除けとしても扱われました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、予言を告げた者の姿が大切です。顔の見えない声だったなら、あなた自身の直感がまだ形にならずにささやいています。恐ろしい姿の者だったなら、恐れている未来が心の中で大きくなりすぎている印。予言の中身を覚えていなかった夢は、未来は決まっていないという、静かな励ましとも読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
日本語では、未来を言い当てる「予言」と、神の言葉を預かって人々に伝える「預言」が書き分けられます。後者では、言葉の主は語る本人ではなく、本人はただの器にすぎません。予言の夢がどこか重々しく感じられるのは、この「自分ではない誰かの言葉を預かってしまった」という感覚が混じるからかもしれません。また人は、当たった予感はよく覚えていて、外れた予感はすぐに忘れる傾向があるといわれます。不安な時期ほど、夢の言葉が意味ありげに響くのはそのためでもあるでしょう。当サイトの見方では、予言の夢を見る人は、先の見えない状況の中で、せめて誰かに「こうなる」と言い切ってほしいと願っています。場面にも注目してください。聞いた予言を誰かに伝えようとしたなら、不安を一人で抱えきれない状態。黙って胸にしまったなら、自分で受け止める覚悟が育っています。これは推察ですが、予言が自分の口から勝手にこぼれた夢は、本当はもう分かっている答えを、心が先に声にしたのかもしれません。
目覚めた朝にできること
夢で聞いた言葉を覚えていれば書き留め、恐れを煽る内容なら今日できる備えを一つだけしてください。未来の不安は、小さな行動で軽くなります。
こんな場面なら
- ◎吉 不思議な体験を楽しんでいる……直感が冴えている時期
- ▲注意 怖くて逃げられない……説明のつかない不安に振り回されている
- 自分が不思議な力を使う……眠っている才能や、変わりたい気持ちの表れ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 予言の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。直感の高まりや、先行きへの不安の象徴。良い予言は吉兆、悪い予言は用心を促す知らせとされる。
Q. 予言の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 予言の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 夢で聞いた言葉を覚えていれば書き留め、恐れを煽る内容なら今日できる備えを一つだけしてください。未来の不安は、小さな行動で軽くなります。
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