◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
見えない力を呼び出す夢は、眠っている能力や助けを求める気持ちの表れ。望んだものが現れれば吉、手に負えないものは準備不足への注意。
心理学から見ると
召喚の夢は、自分の中に眠っている力や、忘れていた感情を「呼び出したい」という願いと読めます。ユングの考え方では、夢に現れる存在は心の奥の元型が形をとったものとされることがあり、何を呼んだかがそのまま、今の自分に足りないと感じているものを示している場合があります。
言い伝えと歴史
ヨーロッパには、天使や悪魔を呼び出す手順を記したとされる「魔導書」の伝統があり、近世に多く書き写されました。日本では、陰陽師が「式神」と呼ばれる霊的な存在を使ったという話が語り継がれています。どちらの伝承でも、呼び出す者には正しい作法と覚悟が求められるとされてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、召喚の夢で大事なのは「呼んだ後、それが言うことを聞いたか」です。現れた存在が従ったなら、あなたは新しい力を使いこなす準備ができています。暴れ出したり、呼んでいないものまで出てきたりしたなら、始めたばかりの計画や感情が思わぬ方向へ広がる不安を抱えているのかもしれません。呼ぶことより、帰し方を考える時期とも考えられます。
当サイトの見方:もう一歩深く
昔の日本には、身分の高い人の本当の名前を口にすることを避け、別の呼び名で呼ぶ習わしがありました。名前には、その人そのものに触れる力があると考えられていたからです。物語の中の召喚でも、相手の名を正しく呼べるかどうかが大切な場面として描かれることがよくあります。何かを呼び出すとは、本来、名前を呼ぶことに近いのかもしれません。当サイトの見方では、召喚の夢は、自分が今いちばん必要としている力に「名前をつけようとしている」心の動きを映しています。呼びかけに応えて、懐かしい人や頼もしい存在が現れた夢は、自分が支えを求めていることを、ようやく素直に認められた状態。何かを呼ぼうとしても名前が思い出せなかった夢は、本当に欲しいものが、まだ自分でもはっきりしていない印でしょう。これは推察ですが、呼んだつもりのない何かが勝手に現れた夢は、自分の中で育ってきた感情や力が、名前をつけてもらうのを待っていることを示していると当サイトは考えます。目覚めたら、今の気持ちに一言で名前をつけてみてください。
目覚めた朝にできること
今日は、「本当は誰かに助けてほしいこと」を一つ思い浮かべ、頼めそうな人に短い連絡をしてみてください。助けを呼ぶことも、立派な召喚です。
こんな場面なら
- ◎吉 不思議な体験を楽しんでいる……直感が冴えている時期
- ▲注意 怖くて逃げられない……説明のつかない不安に振り回されている
- 自分が不思議な力を使う……眠っている才能や、変わりたい気持ちの表れ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 召喚する夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。見えない力を呼び出す夢は、眠っている能力や助けを求める気持ちの表れ。望んだものが現れれば吉、手に負えないものは準備不足への注意。
Q. 召喚する夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 召喚する夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は、「本当は誰かに助けてほしいこと」を一つ思い浮かべ、頼めそうな人に短い連絡をしてみてください。助けを呼ぶことも、立派な召喚です。
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