▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
無意識や未知の領域の象徴。明るい森は癒やし、暗い森で迷う夢は先の見えない不安を示すとされる。
心理学から見ると
森の夢は、自分でもまだよく分からない心の奥の領域を表すと読めます。ユング心理学では、森は無意識の象徴としてよく挙げられ、道に迷う夢は答えが見つからない状態、光の差す森はその奥に癒やしがあることを示すとも考えられます。木々の間から誰かが見ていた気がしたなら、それも手がかりです。
言い伝えと歴史
日本では神社を囲む「鎮守の森」が神の宿る場所として大切に守られてきました。一方で深い森や山は天狗や山姥がすむ異界とされ、ヨーロッパの昔話でも、森は子どもが迷い込み試練を受ける場所として描かれます。森は、恵みと畏れが同居する場所でした。
当サイトの考察
当サイトの見方では、森の夢は「帰り道を覚えていたか」で読み分けられます。昔話の子どもがパンくずを落としたように、人は未知に入るとき必ず戻る印を探します。夢で迷っても不思議と怖くなかったなら、あなたはもう一人で奥へ進める強さを持っています。出口ばかり探していたなら、今は深入りを避ける時期です。
当サイトの見方:もう一歩深く
森の中では、葉のこすれる音や鳥の声、足元で枝が折れる音など、町では気づかない小さな音が次々と聞こえてきます。日本語には、木の葉のすき間から差しこむ光を表す「木漏れ日」という言葉があり、ほかの言葉に一語で訳しにくいとよく言われます。森を歩いて心身を休める「森林浴」という言葉も、日本で生まれ広まりました。当サイトの見方では、森の夢は目に見えたものより、耳に残った音や肌に感じた光から読み解くと深まります。木漏れ日の中を歩いていたなら、暗い時期の中にも小さな救いを見つけられている状態。静まりかえって何の音もしなかったなら、心が外の世界から切り離されている心細さかもしれません。背後で枝の折れる音がした夢は、まだ形にならない不安や、誰かの視線を気にしている心の表れとも読めます。誰かと並んで森を歩いていたなら、その人と一緒に未知のことへ踏み出したい気持ちでしょう。これは推察ですが、森の夢で深く息ができたなら、心は休む場所をもう知っているのだと考えます。
目覚めた朝にできること
今日は近くの公園や街路樹のそばを5分だけ歩いてください。緑の中で深呼吸することは、心の森の見通しを少し良くしてくれます。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 森の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。無意識や未知の領域の象徴。明るい森は癒やし、暗い森で迷う夢は先の見えない不安を示すとされる。
Q. 森の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 森の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は近くの公園や街路樹のそばを5分だけ歩いてください。緑の中で深呼吸することは、心の森の見通しを少し良くしてくれます。
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