▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
不安や先の見えない状況、無意識の象徴。暗闇の中に光を見つける夢は、希望が見えてくる兆しとされる。
心理学から見ると
暗闇の夢は、先が見えない不安や、自分でもまだ気づいていない心の領域を表すと読めます。人は視覚を奪われると想像で空白を埋めるため、暗闇の夢ではふだん抑えている恐れが形を取りやすいとされます。暗闇が怖かったか、むしろ落ち着いたかで、無意識との距離感が読み取れます。
言い伝えと歴史
電灯のない時代、夜の闇は今よりずっと深く、人々は闇の中に鬼や妖怪がひそむと考えてきました。江戸時代に流行した百物語は、怪談を一話語るごとに灯りを一つ消し、最後の闇で怪異が起こるとされた遊びです。闇は恐怖の源であると同時に、想像力を育てる場所でもありました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、暗闇の夢は「目を閉じたときにしか見えないもの」を教えてくれます。百物語の最後の闇が恐れられたのは、そこに語り手たちの心が映ったからでしょう。暗闇で誰かの気配を感じたなら、あなた自身の置き去りにした気持ち。遠くに小さな光を見つけられたなら、それがいま頼るべき手がかりだと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
人の目は、明るい場所から暗い場所に入ると、少しずつ闇に慣れていきます。完全に慣れるまでには数十分かかるとされ、はじめは何も見えなかった部屋に、家具の輪郭がゆっくり浮かび上がってきます。当サイトの見方では、暗闇の夢は、この「目が慣れるまでの時間」の中にいる心を映しています。新しい環境に移ったばかり、大きな失敗や別れのすぐあとなど、まだ何も見えないけれど、見えるようになる途中の時期です。夢の中の場面も読みを分けます。よく知っている自分の家が真っ暗だったなら、安心できるはずの場所で、気持ちの置き場をなくしている状態。知らない場所の暗闇なら、未知のものへの素直な恐れです。手探りで壁や誰かの手に触れたなら、見えなくても頼れるものを、あなたはもう持っているのでしょう。これは推察ですが、暗闇の中で音や匂いだけがはっきりしていたなら、目に見える結果より、自分の感覚を信じるよう促されているのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今夜は寝る前にスマートフォンを遠ざけ、部屋を少し暗くして5分だけ静かに過ごしてください。闇に慣れる練習が、不安に振り回されない力になります。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 暗闇の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。不安や先の見えない状況、無意識の象徴。暗闇の中に光を見つける夢は、希望が見えてくる兆しとされる。
Q. 暗闇の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 暗闇の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今夜は寝る前にスマートフォンを遠ざけ、部屋を少し暗くして5分だけ静かに過ごしてください。闇に慣れる練習が、不安に振り回されない力になります。
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