▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
心の中の誘惑や迷いが強まっている暗示。耳を貸さなかったなら誘惑を退けられる兆し、従ったなら判断に注意とされる。
心理学から見ると
悪魔に囁かれる夢は、頭では良くないと分かっている選択に、心が少し傾いている状態を映すと読めます。囁きの内容を覚えているなら、それは誰かの声ではなく、普段は抑えている自分の本音である場合が多いとも考えられます。怒り・妬み・楽をしたい気持ちなど、どの感情に近かったかを確かめてみてください。
言い伝えと歴史
聖書には、荒れ野で断食するイエスを悪魔が言葉で試みる場面や、エデンの園で蛇がエバを誘う場面があり、悪は「囁き」によって人を惑わすものとして語られてきました。肩の上で天使と悪魔が言い争う絵は、今も迷いを表す定番の表現です。
当サイトの考察
当サイトの見方では、囁きが「どちらの耳から」聞こえたかに意味を見ます。右耳なら、正しさを装った言い訳が心に入り込もうとしている。左耳なら、感情や欲に訴える誘いです。そして最も怖いのは、囁きの声が自分の声にそっくりだった場合。誘惑は、外から来るふりをして内側から生まれるものなのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
悪魔に囁かれる夢では、その囁きがどんな言葉だったかを、覚えている範囲で思い出してみてください。「やってしまえ」と背中を押す言葉なら、あなたの中で我慢してきた欲求や衝動が、出口を探している印かもしれません。「お前には無理だ」と否定する言葉なら、悪魔の声は外からの誘惑ではなく、自分を責める内側の声が形をとったものでしょう。当サイトの見方では、囁きを聞いたときの場面も大切です。一人で眠れずにいる夜の部屋だったなら、疲れや孤独が判断力を弱めている時期。大勢の人の中で囁かれたなら、周りに流されそうになっている自分への警告とも読めます。そして、囁きに対してあなたがどう応じたかも手がかりです。耳をふさいだなら、心はまだ自分の軸を守っています。うなずいてしまったなら、責めるより、なぜその言葉に惹かれたのかを考えてみてください。これは推察ですが、悪魔の囁きは、あなたがまだ認めていない本音を、いちばん意地悪な声で代弁しているのだと思います。
目覚めた朝にできること
今日、何かを決めるときに「これは誰の声か」と一度だけ立ち止まってみましょう。迷ったら、信頼できる人に一言相談するのも良い方法です。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 悪魔に囁かれる夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。心の中の誘惑や迷いが強まっている暗示。耳を貸さなかったなら誘惑を退けられる兆し、従ったなら判断に注意とされる。
Q. 悪魔に囁かれる夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 悪魔に囁かれる夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日、何かを決めるときに「これは誰の声か」と一度だけ立ち止まってみましょう。迷ったら、信頼できる人に一言相談するのも良い方法です。
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