◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
大きな困難や恐れを乗り越える力の表れ。ただし幸運まで手放していないか見直す暗示とも。
心理学から見ると
怪物を倒す夢は、神話に繰り返し現れる「英雄が試練を越えて一段成長する」物語の型と重ねて読まれることがあります。ユング派でも、龍との戦いは自立をめぐる心の葛藤の象徴とされます。龍を倒すのは、長く自分を縛ってきた恐れや、支配的な存在から離れようとする心の動きを映しているとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本神話では須佐之男命が八岐大蛇を退治し、西洋でも聖人や英雄が竜を倒す伝説が広く知られています。東洋では龍は神聖な存在でもあるため、夢占いでは困難の克服という吉意と、恵みを失うことへの注意の両方で読まれます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、倒した後に何が残ったかが大切です。宝や剣が現れたなら、苦しみの中から得た力が手元に残る吉夢。龍が消えたあとに雨が止み、空が晴れたなら、長く心を覆っていた重い雲が去る兆しです。反対に、亀裂の入った大地や枯れた川が残ったなら、勝つために手放したものの大きさを、もう一度数え直す時なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
今の時代、多くの人にとって「竜を倒す」という場面は、物語よりもまずゲームの中で出会うものかもしれません。長い旅の最後に待つ最強の敵として竜が現れ、それを倒すとエンディングが流れる。そうした体験を重ねて育った世代も少なくありません。当サイトの見方では、竜を倒す夢には、困難の克服という意味とあわせて、「物語が終わってしまう」ことへの寂しさが含まれることがあります。受験、長い仕事、看病、ひとつの恋。全力で向き合ってきたものに区切りがついたとき、達成感と同時に、明日から何を目指せばよいのかという空白が生まれます。倒した後に歓声が聞こえたなら、あなたの努力は周りにも届いています。誰もいない場所でひとり立っていたなら、その戦いの重さを知っているのは、あなただけなのかもしれません。これは推察ですが、倒した竜が光になって消えたなら、戦った日々はもう苦しみではなく、あなたの一部として静かに溶け込もうとしているのでしょう。
目覚めた朝にできること
乗り越えたい問題を一つ選び、それを越えた後に「何を得たいか」を書いてみてください。戦う理由がはっきりすると、恐れは小さくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 龍を倒す夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。大きな困難や恐れを乗り越える力の表れ。ただし幸運まで手放していないか見直す暗示とも。
Q. 龍を倒す夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 龍を倒す夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 乗り越えたい問題を一つ選び、それを越えた後に「何を得たいか」を書いてみてください。戦う理由がはっきりすると、恐れは小さくなります。
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