▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
感情や状況をいったん保留する象徴。上手に保存できれば好機を待つ知恵、溶けなくなるのは心を閉ざす注意とされる。
心理学から見ると
凍らせる夢は、今は向き合えない感情や問題を、いったん止めて保存しておきたい気持ちを映すと読めます。冷凍庫にしまう夢は、「あとで考える」と棚上げしている状態の表れ。凍らせたものが増え続ける夢は、先送りにしてきた感情が心の中で場所を取り始めているとも考えられます。
言い伝えと歴史
冷蔵庫のない時代、日本では冬の氷を山あいの氷室(ひむろ)に蓄えて夏まで保ち、貴重な品として宮中へ献上したと伝えられます。また高野豆腐や寒天のように、冬の寒さで凍らせて保存性を高める食の知恵も各地にありました。凍らせることは、良いものを後に残すための工夫でした。
当サイトの考察
当サイトの見方では、凍らせる夢で気をつけたいのは「凍らせた物が何だったか」と「いつ溶かすつもりだったか」です。食べ物なら、楽しみを先にとっておく前向きな保存。花や生き物を凍らせていた夢は、大切な人や思い出を変わらない形のまま閉じ込めておきたい願いと、時間が止まってしまう怖さが重なっているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
冷凍庫の奥から、いつしまったのか思い出せない食品が霜に覆われて出てくることがあります。凍らせた物は傷まない代わりに、しまった本人の記憶からも少しずつ遠ざかっていきます。また私たちは強い恐怖を感じたとき「凍りつく」と言うように、凍ることには、体や心が動けなくなる感覚も重ねられてきました。当サイトの見方では、凍らせる夢を見る人は、今の幸せな状態や大切な関係を、変わらないまま止めておきたいと願っているか、あるいは向き合うのが怖い感情を固めて動かないようにしている時期にいます。場面の違いに注目してください。自分の手で凍らせたなら、意識して時間を止めようとしている状態。触れたものが勝手に凍っていったなら、自分でも気づかないうちに心が冷えこんでいる印でしょう。氷の中に何かが閉じ込められて透けて見えたなら、しまい込んだ思いがまだはっきり心に残っています。これは推察ですが、凍らせた物に名前や日付を書いていた夢は、いつか必ず向き合うつもりがある、という心の約束なのかもしれません。
目覚めた朝にできること
棚上げにしていることを一つだけ選び、「いつ向き合うか」の日付を決めてみてください。解凍日が決まれば、保存は前向きな選択になります。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 凍らせる夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。感情や状況をいったん保留する象徴。上手に保存できれば好機を待つ知恵、溶けなくなるのは心を閉ざす注意とされる。
Q. 凍らせる夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 凍らせる夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 棚上げにしていることを一つだけ選び、「いつ向き合うか」の日付を決めてみてください。解凍日が決まれば、保存は前向きな選択になります。
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