▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
固まった心がほどける、わだかまりが解消する象徴。ゆっくり溶ければ和解の兆し、形が崩れるのは自分を見失う注意。
心理学から見ると
溶かす夢は、固まっていたものが柔らかくなる様子から、頑なになっていた気持ちや人間関係のわだかまりがほどけていく過程を映すと読めます。自分の手で溶かしていたなら、関係を修復する力が自分にあると感じている状態。溶けて元の形がなくなる夢は、変化によって自分らしさを失う不安の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の寺の梵鐘は、金属を溶かして型に流し込む鋳造で作られ、その際に人々が寄進した金属が溶かし込まれることもありました。溶けて一つになることは、多くの人の願いを一つの形にまとめることでもあります。雪解けが春の訪れを告げるように、溶けることは再生の象徴ともされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、溶かす夢は「溶けたあと、何に変わったか」を見ます。氷が水になり、その水が流れていったなら、長く凍っていた感情が動き始めた印。溶かした金属が新しい形に固まった夢は、苦しい経験が別の強さに生まれ変わる予感です。溶けたものがどこにも行かず床にたまっていた夢は、ほどけた感情の行き場を探しています。
当サイトの見方:もう一歩深く
チョコレートやバターを手のひらにのせていると、体温だけでゆっくりと溶けていきます。溶けるためには必ず熱が必要で、何もしなければ固いものは固いままです。子どもの頃、作った雪だるまが日に当たって少しずつ形を失っていくのを、寂しく眺めた記憶を持つ人もいるでしょう。溶けることには、ほどけていく安らぎと、形を失う寂しさの両方があります。当サイトの見方では、溶かす夢を見る人は、頑なになっていた自分の気持ちや、誰かとの冷えた関係に、ぬくもりを与えたいと願っている時期にいます。何を溶かしていたかで読みは変わります。氷や雪なら、長く止まっていた感情を動かしたい気持ち。ろうそくなら、自分の時間や力を削って誰かを照らしている状態かもしれません。溶けたものを両手で受け止めていたなら、変化を恐れず受け入れようとする優しさの表れでしょう。これは推察ですが、自分の手のぬくもりで溶かしていた夢は、関係を変える熱が、ほかの誰でもなくあなた自身の中にあると心が知らせているのでしょう。
目覚めた朝にできること
温かい飲み物をゆっくり飲みながら、最近こじれていることを一つ思い浮かべてみてください。気持ちがほどける時間をつくるだけで十分です。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 溶かす夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。固まった心がほどける、わだかまりが解消する象徴。ゆっくり溶ければ和解の兆し、形が崩れるのは自分を見失う注意。
Q. 溶かす夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 溶かす夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 温かい飲み物をゆっくり飲みながら、最近こじれていることを一つ思い浮かべてみてください。気持ちがほどける時間をつくるだけで十分です。
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