▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
愛情や労力を誰かに注ぐ象徴。ちょうどよく注げれば良い関係の兆し、あふれるのは与えすぎへの注意とされる。
心理学から見ると
注ぐ夢は、器に何かを満たしていく行為から、誰かに愛情や時間、労力を与えている状態を映すと読めます。相手の器にちょうどよく注げた夢は、関係のバランスが取れている表れ。注いでも注いでも満たされない器は、与えても報われない疲れ。自分の器に誰も注いでくれない夢は、受け取る側に回りたい気持ちとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本では、盃を交わすことが結びつきの証とされ、婚礼の三三九度では夫婦が同じ酒を分かち合って契りを結びます。お酌をし合う習慣にも、相手を気づかう心が込められてきました。夢占いでは、人にお酒やお茶を注ぐ夢は人間関係の円満を示すとされることがあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、注ぐ夢は「注いだ相手の顔」を思い出すことが大切です。笑顔で受け取っていたなら、あなたの思いは届いています。無表情だったり器を差し出してこなかったりしたなら、相手が求めていないものを注ぎ続けているのかもしれません。自分の手元がこぼれていた夢は、注ぐことに夢中で自分が空になりかけています。
当サイトの見方:もう一歩深く
急須で何人分かのお茶を入れるとき、一つの湯呑みを満たしてから次へ移るのではなく、少しずつ順番に注ぎ分けていくと、どの湯呑みも同じ濃さになるといわれます。最後の一滴まで注ぎきることも、味を保つ大切な作法とされてきました。注ぐという行為には、量だけでなく、誰にどの順で、どれだけ配るかという気配りが込められているのです。当サイトの見方では、注ぐ夢を見る人は、家族や職場の何人もの相手に、偏りなく思いや時間を配ろうと心を砕いている時期にいます。場面の違いにも注目してください。何人もの器に順番に注いでいたなら、皆に公平でありたいという責任感と、その疲れ。自分の器にだけ注いでいたなら、ようやく自分を満たすことを許し始めた印でしょう。注ぎ口から雫が垂れてテーブルを濡らした夢は、気配りしたつもりの言葉が、どこかで少しこぼれて相手に届いていないのかもしれません。これは推察ですが、誰かに注いでもらっていた夢は、受け取る側に回ってもいいと心が伝えているのでしょう。
目覚めた朝にできること
今日は自分のために、お気に入りの飲み物をゆっくり注いで飲んでみてください。人に注ぐ前に、自分の器を満たす時間も必要です。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 注ぐ夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。愛情や労力を誰かに注ぐ象徴。ちょうどよく注げれば良い関係の兆し、あふれるのは与えすぎへの注意とされる。
Q. 注ぐ夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 注ぐ夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は自分のために、お気に入りの飲み物をゆっくり注いで飲んでみてください。人に注ぐ前に、自分の器を満たす時間も必要です。
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