▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
夕暮れの魔物に出会う時刻とされる。不気味な気配の夢は疲れや油断への注意、無事に家に帰れれば難を逃れる暗示。
心理学から見ると
夕暮れは視界が急に悪くなり、人の輪郭や物の形があいまいになる時間です。心理学的には、見えにくさが想像力を刺激し、不安が形を持ちやすくなるとされます。逢魔が時の夢は、はっきりしない状況の中で、心が漠然とした恐れを「魔」として描いている姿とも読めます。
言い伝えと歴史
逢魔が時は「大禍時(おおまがとき)」に由来するともいわれ、夕暮れは魔物や災いに出会いやすい時刻と恐れられてきました。子どもに「暗くなる前に帰れ」と言い聞かせたのも、この感覚と重なります。神隠しが夕方に起きたと語る話が多いのも、この時間への畏れの表れといえるでしょう。
当サイトの考察
当サイトの見方では、逢魔が時の夢は「帰り道」の夢です。家へ向かっていたのに道が延びていくなら、戻るべき場所を見失いかけている心の表れ。誰かに呼び止められて振り向いたなら、今あなたを誘っている話や人に、少し距離を置く方がよいという警告かもしれません。昔の人が夕暮れを恐れたのは、疲れて判断が鈍る時刻だと知っていたからとも考えられます。
当サイトの見方:もう一歩深く
今でも多くの町では、夕方になると防災無線から童謡などの音楽が流れ、子どもたちに家へ帰る時刻を知らせています。昔の人が逢魔が時を恐れ、日暮れに子どもを外に出さないようにした気持ちは、形を変えて今の暮らしにも残っているのかもしれません。当サイトの見方では、この夢は、帰るべき時刻を過ぎても外にいる自分への、心の中からの呼び戻しの声です。夕方のチャイムを聞きながら遊び続けていた夢なら、本当は休むべきなのに、まだ頑張りをやめられずにいる状態。誰かに名前を呼ばれて振り返ったら誰もいなかった夢は、自分を気にかけてほしいという寂しさと、見られることへの怖さが入りまじっているのでしょう。これは推察ですが、逢魔が時に知らない路地へ迷いこむ夢は、日常の境目がゆるむほど疲れがたまっている印だと当サイトは考えます。家の玄関の明かりが見えて駆け込んだなら、守られている場所がちゃんとあると心が確かめた夢です。今夜は早めに灯りをつけて、ゆっくり過ごしてみてください。
目覚めた朝にできること
今日は夕方以降に大事な決断や返事をしないと決めてみてください。一晩置いた答えのほうが、あとで後悔しにくいものです。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 逢魔が時の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。夕暮れの魔物に出会う時刻とされる。不気味な気配の夢は疲れや油断への注意、無事に家に帰れれば難を逃れる暗示。
Q. 逢魔が時の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 逢魔が時の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は夕方以降に大事な決断や返事をしないと決めてみてください。一晩置いた答えのほうが、あとで後悔しにくいものです。
あわせて読みたい夢の読み物
この夢に関わる怪談・心霊スポット
「地方の伝承・昔話」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。