◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
山で迷い込むと富をもたらすという不思議な家(遠野の伝承)。思いがけない幸運に出会う吉夢。
心理学から見ると
山の中で不思議な家に迷い込む夢は、日常の外に思いがけない幸運や可能性が隠れていることへの期待の表れと読めます。心理学的には、家は自分自身の心の構造を表すともされ、見知らぬ家は、まだ気づいていない自分の一面や資質を象徴しているとも考えられます。その家で何を感じたかが手がかりです。
言い伝えと歴史
マヨイガは『遠野物語』に記された、山中にある不思議な家です。立派な門構えで、庭には花が咲き、家畜もいるのに人の気配がなく、そこから何か持ち帰った者は幸運に恵まれるとされます。無欲で何も持ち帰らなかった女性のもとに、のちに川上から椀が流れてきて、その家が栄えたという話が知られています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、マヨイガの夢で大切なのは「何かを持ち帰ろうとしたか」です。欲張らずにそっと出てきたなら、あとから思いがけない形で恵みが届く兆し。あれこれ持ち出そうとしていたなら、焦って手に入れようとするほど幸運は遠のくことへの戒めかもしれません。人のいない家の静けさは、幸運が必ずしも人の賑わいの中にあるわけではないことを語っていると考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
『遠野物語』には、マヨイガのことを聞いた人が、その富にあやかろうとして山へ探しに入ったものの、ついに見つけられなかったという話も記されています。迷ったときにだけ現れ、探しに行くと見つからない。そこにマヨイガという名の意味が表れているようにも思えます。当サイトの見方では、マヨイガの夢を見る人は、思いがけない幸運を求める気持ちと同時に、「狙っても手に入らないものがある」と心のどこかで知っている状態です。夢の場面で読みは変わります。家の奥へ奥へと進んでいったなら、自分の中にまだ知らない可能性があると感じている印。誰もいない座敷で温かいお茶が湯気を立てていたなら、見えない誰かの気づかいに支えられているのでしょう。これは推察ですが、一度出たあとにもう一度戻ろうとして道が分からなくなった夢は、過去の幸運をもう一度と追いかけるより、次の出会いを待つほうがよいと当サイトは考えます。幸運は、迷いの中でふと出会うものなのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今日は損得を考えずに、誰かのためになる小さなことを一つしてみてください。思いがけない形で、どこかから良いものが流れてくるかもしれません。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. マヨイガの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。山で迷い込むと富をもたらすという不思議な家(遠野の伝承)。思いがけない幸運に出会う吉夢。
Q. マヨイガの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. マヨイガの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は損得を考えずに、誰かのためになる小さなことを一つしてみてください。思いがけない形で、どこかから良いものが流れてくるかもしれません。
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