◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
水辺の妖怪。いたずら好きな性質から、油断への注意、または水の恵みの象徴とされる。
心理学から見ると
河童は水辺に潜み、人を水に引き込むとされる一方、どこか愛嬌のある妖怪です。夢の水は感情を表すことが多く、河童はその感情の水辺にいる「いたずら心」や「油断を突いてくるもの」の象徴と読めます。気楽に構えている場面ほど、足元をすくわれる不安が形になりやすいとも考えられます。
言い伝えと歴史
河童は頭の皿に水をたたえ、水が失われると力をなくすと語られます。きゅうりを好み、相撲を挑んでくる話や、いたずらを詫びて妙薬の作り方を教えたという話も各地に残ります。水の神が落ちぶれた姿とする見方もあり、河童を祀る土地では水難よけや豊作の守りとも考えられてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、河童の夢は「頭の皿の水」が鍵です。昔話では、礼儀正しくお辞儀をされた河童がつられてお辞儀をし、皿の水をこぼして力を失います。夢で河童に勝てたなら、力ずくではなく礼を尽くすことで解ける問題が近くにある印。水に引き込まれたなら、感情に流されて判断を誤りかけている警告と考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
河童は、川や沼で子どもが溺れる事故が身近だった時代に、水辺の怖さを伝える役目も担っていたと考えられています。「河童に足を引かれるから、ひとりで川へ行ってはいけない」という言い聞かせは、子どもを守るための大人の知恵でもあったのでしょう。一方で、きゅうりを好み、相撲が好きで、負けるとあっさり詫びる憎めない姿も語られてきました。当サイトの見方では、河童の夢は、この「怖さ」と「親しみ」のどちらが前に出ていたかで読み分けます。水の中から手招きしていたなら、軽い誘いに見えて実は深みにはまりそうな話が、身近にあるのかもしれません。一緒に相撲をとったり、きゅうりを分け合ったりしていたなら、扱いにくいと思っていた相手とも、遊び心を介せば打ち解けられる兆しと読めます。これは推察ですが、子どもの頃に遊んだ川辺に河童がいた夢は、守られていた頃の安心と、そこから離れて大人になった寂しさの両方を思い出しているのでしょう。
目覚めた朝にできること
今日は、ついぞんざいになっている相手に、ていねいな挨拶を一つしてみてください。水回りの点検や、飲み水を一杯多くとるのもよい一日です。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 河童の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。水辺の妖怪。いたずら好きな性質から、油断への注意、または水の恵みの象徴とされる。
Q. 河童の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 河童の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は、ついぞんざいになっている相手に、ていねいな挨拶を一つしてみてください。水回りの点検や、飲み水を一杯多くとるのもよい一日です。
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