○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
自分自身の内面と向き合う象徴とされる夢。曇りのない鏡は判断が正しい方向にあるサイン、曇った鏡は方向転換を促すサインとされる。
分類: 物・道具(この分類の夢の読み方)
心理学から見ると
鏡は自分自身を見つめる象徴で、自己イメージや、他人からどう見られているかという意識を映すとされます。精神分析のラカンは、幼児が鏡の像を自分だと知る段階を心の成り立ちの要と考えました。鏡の自分が違う顔をしていたなら、ユングの言う「影」の現れとも読めます。ひとりで覗いたのか、誰かと並んで映ったのかで、自分への評価か、人との比較かが分かれます。
言い伝えと歴史
日本では鏡は三種の神器の一つ八咫鏡であり、神社のご神体として祀られることもある神聖な道具です。「鏡は女の魂」ともいわれました。同時に、合わせ鏡や夜中の鏡には魔が映る、人が亡くなると鏡に布をかける、といった言い伝えが数多く残ります。古い鏡が化けた妖怪「雲外鏡」や、ある言葉を大人になるまで覚えていると不幸になるという「紫の鏡」の噂も語られてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鏡の夢は「本当の自分と、見せている自分」のずれを測る夢です。鏡が割れたなら、そのずれに耐えきれなくなった印。鏡の向こうの自分が笑っていたなら、もう少し素直になってよいのだと考えます。ただ、映っているはずの自分がいない夢は、別の意味で怖いものです。それは人に合わせすぎて、自分の輪郭が薄くなっていることへの、心からの小さな悲鳴なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
ガラスの鏡が広く使われるようになる前、日本の鏡は銅などの金属を磨いて作られていました。金属の鏡はすぐに曇るため、町には鏡を磨き直す職人がいて、人々は折にふれて鏡を研いでもらっていたと伝わります。昔の人にとって、鏡が曇るのは珍しいことではなく、手入れをすれば再び澄む日常の出来事だったのです。当サイトの見方では、曇った鏡の夢も、「もう見えない」という絶望ではなく、「そろそろ磨き直す時期」という合図と読めます。夢の中で自分で鏡を拭いていたなら、自分を見つめ直す力がすでに働いている状態。誰かが鏡を磨いてくれたなら、その人の言葉があなたの自己像を整えてくれるのかもしれません。鏡の中の自分の動きがわずかに遅れる夢は、思っている自分と実際の行動に、小さなずれを感じ始めている表れとも考えられます。これは推察ですが、鏡を見ることをためらっていた夢は、今の自分を責めすぎているときに現れやすいのではないでしょうか。曇りを拭うのは、責めるためではなく、もう一度自分と目を合わせるためです。
目覚めた朝にできること
朝、鏡の前で自分に一言声をかけてから出かけてください。今日一度だけ、人に合わせずに自分の意見を小さく口にしてみると、輪郭が戻ってきます。
こんな場面なら
- ◎吉 もらう・見つける……新しい力や機会が手に入る兆し
- ▲注意 なくす・壊れる……その物が表すもの(立場・関係・自信)への不安
- 古い・汚れている……見直したい習慣や、手放す時期のサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 鏡の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。自分自身の内面と向き合う象徴とされる夢。曇りのない鏡は判断が正しい方向にあるサイン、曇った鏡は方向転換を促すサインとされる。
Q. 鏡の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 鏡の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 朝、鏡の前で自分に一言声をかけてから出かけてください。今日一度だけ、人に合わせずに自分の意見を小さく口にしてみると、輪郭が戻ってきます。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。