▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
記憶や魅力の象徴。よい香りは恋愛運の上昇、嫌な匂いは警戒のサイン。
分類: 物・道具(この分類の夢の読み方)
心理学から見ると
匂いを感じる夢は、視覚や聴覚の夢に比べると珍しいとされます。嗅覚は記憶や感情に関わる脳の部分と結びつきが強く、ある香りで昔の場面が一気によみがえる現象は「プルースト効果」とも呼ばれます。夢の香りは、忘れかけていた記憶や気持ちが浮かび上がってきた印と読めます。
言い伝えと歴史
平安時代の貴族は香を調合した薫物を衣にたきしめ、香りで人柄や趣味を伝えました。姿を見せる前に香りで誰かが分かるほどで、香りは恋の駆け引きにも使われたと言われます。仏教でも香は清めと供養に欠かせないものです。夢占いでは、よい香りは魅力や運気の高まりと読まれます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、夢の香りは「誰かの気配」そのものです。亡くなった人の家の匂い、昔の恋人の香水、実家の台所。姿は出てこないのに香りだけが残っていたなら、その人との間にまだ言葉にしていない思いがあるのかもしれません。嫌な匂いなら、その記憶に近づくことへの警戒です。
当サイトの見方:もう一歩深く
香りは、目に見えず、写真にも残せず、言葉でも正確に伝えにくい感覚です。だからこそ、夢の中で香りを感じた朝は、その正体を誰にも説明できないもどかしさが残ります。香りには、季節や場所と強く結びつく性質もあります。金木犀が漂えば秋、雨上がりの土の匂いがすれば梅雨と、私たちは匂いで時間の流れを知っています。当サイトの見方では、香りの夢を見るのは、毎日が忙しく、季節の移ろいを感じる余裕をなくしているときが多いように思います。心が「立ち止まって何かを感じたい」と求め、いちばん記憶に近い感覚を夢の中で呼び起こしているのです。これは推察ですが、香りを追いかけて歩いていた夢は、理由は分からないけれど惹かれるものに向かって動き出したい気持ちの表れ。逆に、香りから逃げていた夢は、思い出すと心が揺れる記憶にまだ近づきたくない時期でしょう。何の香りだったか分からなくても、そのとき感じた温度を覚えておいてください。
目覚めた朝にできること
夢の香りに近いものが身近にあれば、今日少しだけ嗅いでみてください。浮かんだ記憶を一行メモしておくと、夢が伝えたかったことが見えてきます。
こんな場面なら
- ◎吉 もらう・見つける……新しい力や機会が手に入る兆し
- ▲注意 なくす・壊れる……その物が表すもの(立場・関係・自信)への不安
- 古い・汚れている……見直したい習慣や、手放す時期のサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 香りの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。記憶や魅力の象徴。よい香りは恋愛運の上昇、嫌な匂いは警戒のサイン。
Q. 香りの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 香りの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 夢の香りに近いものが身近にあれば、今日少しだけ嗅いでみてください。浮かんだ記憶を一行メモしておくと、夢が伝えたかったことが見えてきます。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。