◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
還暦を祝う夢。生まれ変わりと再出発の吉夢。長寿や家族の円満を示す一方、年齢への意識や焦りの表れとも。
心理学から見ると
還暦の夢は、年齢にかかわらず、人生の一巡りを意識していることの表れと読めます。若い人なら、これまでの自分を一度区切り、生き直したい気持ち。親の還暦を祝う夢なら、親が年を重ねていることへの気づきと、残された時間を大切にしたい思いが混じっています。祝いの席で周りだけが盛り上がり、自分が取り残されていたなら、節目を迎えることを喜びきれない、置いていかれる怖さが心にあるのかもしれません。
言い伝えと歴史
還暦は、十干と十二支の組み合わせが六十年で一巡りし、生まれた年の干支に還ることに由来します。暦がもとに戻ることから「本卦還り(ほんけがえり)」とも呼ばれ、赤子に還って生まれ直すと考えられました。そのため赤いちゃんちゃんこや頭巾を贈る習わしがあり、赤には魔除けの意味もあったとされます。昔は六十まで生きること自体が大きな祝いでした。夢占いでは、還暦の夢は再生と長寿の吉夢とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、還暦の夢は、祝われている人がどんな顔をしていたかに注目します。照れながらも笑っていたなら、これまでの歩みを認められている印。赤い衣装に戸惑っていたなら、年齢に合わせた「らしさ」を求められることへの小さな抵抗です。暦が一周して赤子に還るという考えには、老いを終わりではなく始まりと見たい、昔の人の切実な願いがありました。夢の赤は、やり直しの許しの色なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
還暦の祝いの夢では、贈り物を選ぶ、乾杯のあいさつを頼まれる、久しぶりに親戚が集まるといった、祝う側の準備の場面が描かれることもあります。当サイトの見方では、夢の中で自分が祝われる側か、祝う側かで心の向きが変わります。祝う側で贈り物を迷っていたなら、親や恩人にこれまでの感謝をどう形にすればよいか、まだ答えが出ていない状態。乾杯のあいさつで言葉に詰まったなら、伝えたい思いが大きすぎて言葉が追いついていないのでしょう。自分が祝われる側だったなら、年齢よりも、これまでの歩みに一度区切りをつけて認めてほしい気持ちが表れています。今は六十歳でも現役で働き、新しいことを始める人が少なくありません。これは推察ですが、還暦の場に若い頃の友人が現れた夢は、一巡りした先で、昔の夢や趣味をもう一度拾い直したいという願いの表れだと当サイトは考えます。暦が戻るように、心にも始まりの季節が戻ってくるのかもしれません。
目覚めた朝にできること
これまでの人生を六十年ではなく十年ごとに区切り、それぞれで一番大きかった出来事を一つずつ書き出してください。次の一巡りで何を始めたいかが見えてきます。
こんな場面なら
- ◎吉 お祝いされる……節目を前向きに迎えられる
- ▲注意 うまく進まない・中止になる……変化への不安の表れ。準備を整える時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 還暦の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。還暦を祝う夢。生まれ変わりと再出発の吉夢。長寿や家族の円満を示す一方、年齢への意識や焦りの表れとも。
Q. 還暦の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 還暦の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. これまでの人生を六十年ではなく十年ごとに区切り、それぞれで一番大きかった出来事を一つずつ書き出してください。次の一巡りで何を始めたいかが見えてきます。
あわせて読みたい夢の読み物
「人生の節目」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。