○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
遺言を書いたり受け取ったりする夢。心残りを整理し、本当に伝えたいことを見つめ直す時期の暗示。死の予兆ではない。
心理学から見ると
遺言の夢は、死の予兆ではなく、人生や物事の区切りを意識し、言い残したことを整理しようとする心の働きと読めます。自分が書いている夢なら、何を大切にし何を手放すか、優先順位を見直したい時期。誰かの遺言を読む夢は、その人から受け取ったものの意味を、心が改めて確かめている状態です。書こうとしてもペンが動かなかったなら、伝えたい相手はいるのに、言葉にする怖さが勝っているのかもしれません。
言い伝えと歴史
日本では、武士や文人が最期に辞世の句を残す習わしが知られ、死を前にした言葉には特別な重みが置かれてきました。『論語』にも、人がまさに死のうとするときの言葉は善い、という曾子の言葉が伝わります。最期の一言にこそ飾りのない本心が出る、という感覚は古くから共有されていたのです。なお法律の世界では遺言を「いごん」と読むこともあります。夢占いでは、遺言の夢は古い自分を終えて生まれ変わる吉夢とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、遺言の夢は、書かれた文字が読めたかどうかで読み分けます。読めたなら、その一文は今の迷いへの答えとして心が用意したもの。白紙やにじんだ文字だったなら、伝えるべきことがまだ定まっていない印です。怪談では、死者が生者に何かを伝えようとして現れる話が数多く語られますが、その多くは「言えなかった一言」をめぐる物語です。夢の遺言も、生きているうちに言うべき言葉を、あなたに急がせているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
遺言といえば法的な書類を思い浮かべがちですが、近年は、財産のことに限らず、好きだった音楽や家族への思い、連絡してほしい友人などを書き留めておく「エンディングノート」も広く知られるようになりました。当サイトの見方では、遺言の夢に出てくる文書がどんな姿だったかで、心が整理したいものが分かります。かしこまった書類なら、責任や約束を誰かに引き継ぎたい気持ち。手書きのノートや便箋なら、言葉にしてこなかった感謝や思い出を残したい願いです。夢の中で誰がそれを読んでいたかにも注目してください。家族が静かに読んでいたなら、伝えたいことがきちんと届くという安心。知らない人が読んでいたなら、自分の本音を身近な人ほど見せられない状態かもしれません。これは推察ですが、自分の遺言を書き直している夢は、人生の優先順位を今まさに入れ替えようとしている印です。書き直すたびに、残したいものは少しずつはっきりしていくと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
もし今日が最後なら誰に何を伝えたいか、一人と一言だけ書き出してください。それが重すぎないなら、形を変えて今日のうちに伝えてみるのも良いでしょう。
こんな場面なら
- ◎吉 お祝いされる……節目を前向きに迎えられる
- ▲注意 うまく進まない・中止になる……変化への不安の表れ。準備を整える時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 遺言の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。遺言を書いたり受け取ったりする夢。心残りを整理し、本当に伝えたいことを見つめ直す時期の暗示。死の予兆ではない。
Q. 遺言の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 遺言の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. もし今日が最後なら誰に何を伝えたいか、一人と一言だけ書き出してください。それが重すぎないなら、形を変えて今日のうちに伝えてみるのも良いでしょう。
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