▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
対立や力比べの象徴。勝てば努力が実る兆し、綱が切れる夢は関係の決裂への注意とされる。
心理学から見ると
綱引きの夢は、二つの考えや二つの立場のあいだで引っ張られている心の状態を映すと読めます。仕事と家庭、本音と建前など、どちらにも引かれて動けない葛藤です。一緒に引いている仲間が多かったなら、支えを感じている表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
綱引きは運動会の定番であると同時に、古くは豊作や大漁を占う年占い(としうら)の行事でもありました。集落を二つに分けて大綱を引き、勝った側の豊作や漁を占う行事が、今も各地に残ります。綱は神と人、人と人を結ぶものとも考えられてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、綱引きの夢で見るべきは「綱の向こうにいた相手」です。顔が見えたなら、その人との綱引きが現実でも続いています。見えなかったなら、相手はもう一人の自分かもしれません。夢の中で綱を放してしまったなら、それは負けではなく、張り詰めた関係を終わらせたい願いとも読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
綱引きでは、腰を落として後ろへ体重をかけ、掛け声に合わせて一斉に引くのが勝つための基本とされます。けれどこの競技には、もう一つ大切な性質があります。相手が強く引いてくれるからこそ、こちらも全身を預けて立っていられるのです。もし向こうが急に手を放せば、引いていた側は後ろへ倒れてしまいます。当サイトの見方では、綱引きの夢は、対立しているはずの相手に、実は自分の立ち位置を支えられているという関係を映していることがあります。張り合う相手がいなくなったら、自分は何のために力を入れてきたのか分からなくなる。そんな不安が夢の中で綱の形をとるのでしょう。場面の違いにも注目してください。綱が手に食い込んで痛かったなら、今の対立があなたの心身を傷つけ始めている印。自分がどちらの組にいるのか分からなかったなら、立場をはっきりさせることへのためらいです。これは推察ですが、引かずに応援だけしていた夢は、争いの外に身を置きたい気持ちの表れかもしれません。
目覚めた朝にできること
今、誰かと意地の張り合いになっていることがあれば、少しだけ力をゆるめる言葉を一つ用意してみてください。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 綱引きの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。対立や力比べの象徴。勝てば努力が実る兆し、綱が切れる夢は関係の決裂への注意とされる。
Q. 綱引きの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 綱引きの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今、誰かと意地の張り合いになっていることがあれば、少しだけ力をゆるめる言葉を一つ用意してみてください。
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