▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
二つの選択肢や、二人の強い存在の間で揺れる心の象徴。どちらを選ぶか決断を迫られる時期、または力の衝突への注意とされる。
心理学から見ると
太陽は夢の中で、自分の中心にある意志や、父親・上司など強い権威の象徴とされます。それが二つあるのは、同じくらい大切な二つの目標や、二人の影響力の強い人の間で引き裂かれている状態を映すと読めます。どちらの太陽により強く惹かれたか、あるいは両方がまぶしすぎて目を閉じたかも手がかりになります。
言い伝えと歴史
中国の神話には、かつて空に十の太陽が昇って地上が焼け、弓の名手の羿(げい)が九つを射落としたという話が伝わります。太陽が複数あることは、世界の均衡が崩れた状態として語られてきたのです。夢占いでも、二つの太陽は迷いや対立を示し、どちらかを選ぶことで安定が戻るとされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、二つの太陽が同じ色・同じ大きさだったかどうかに注目します。少しでも違いがあったなら、心はすでにどちらかを選び始めています。まったく同じだったなら、決めきれない苦しさの中にいて、どちらかを選ぶことが何かを失うことのように感じているのでしょう。片方が偽物のように感じられたなら、あなたを照らしているつもりの誰かの言葉を、一度疑ってみてもよいのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
冬の寒い日などに、太陽の左右に明るい光の点が現れる「幻日」という現象があります。空気中の氷の粒が光を曲げて起きるもので、まるで太陽が増えたように見えることがあります。当サイトの見方では、二つの太陽の夢も、片方が本物で片方は幻なのではないか、という見極めの問いを含んでいます。自分の影が二つに分かれて地面に落ちていたなら、二つの役割や立場を同時に引き受けて、自分が引き裂かれるような感覚を抱えている印です。一つが昇り、一つが沈もうとしていたなら、新しく始まることと終わりつつあることが重なる、人生の入れ替わりの時期と読めます。周りの人が誰も驚いていなかったなら、あなたが抱える迷いは外からは見えにくく、ひとりで悩んでいるのでしょう。どちらか一方に向かって歩き出していたなら、頭ではまだ迷っていても、心はすでに答えを選んでいるのかもしれません。これは推察ですが、この夢は、尊敬する人が二人いて、どちらの教えに従うべきか決めかねている時にも見やすいのではないでしょうか。
目覚めた朝にできること
迷っている二つの道について、それぞれを選んだ一年後の自分を一行ずつ書いてみましょう。書いた後に少しでも心が軽い方が、夢の答えに近いはずです。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 二つの太陽の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。二つの選択肢や、二人の強い存在の間で揺れる心の象徴。どちらを選ぶか決断を迫られる時期、または力の衝突への注意とされる。
Q. 二つの太陽の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 二つの太陽の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 迷っている二つの道について、それぞれを選んだ一年後の自分を一行ずつ書いてみましょう。書いた後に少しでも心が軽い方が、夢の答えに近いはずです。
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