▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
死骸を食べる鳥として、終わったものの片付けや、弱みにつけこむ人への警戒を示す。空高く舞う姿は見通しの良さとも。
心理学から見ると
ハゲワシは、弱ったものを待つ存在として夢に現れやすい鳥です。心理的には、自分の弱みを狙われているという不安、あるいは自分自身が誰かの失敗を待っているという後ろめたさを映すと読めます。上空を旋回していたなら、まだ起きていない損失を先回りして恐れている状態とも考えられます。
言い伝えと歴史
ハゲワシは死骸を片付ける自然の掃除屋で、チベットには遺体を鳥に託す鳥葬の習わしがあり、ゾロアスター教でも遺体を鳥に委ねる風習が知られています。忌まわしい鳥と見られる一方、魂を空へ運ぶ存在として敬われてきた面もあります。日本語の「ハゲタカ」は、弱った企業を買いたたく者のたとえにも使われます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、ハゲワシの夢は「終わったものを、終わらせきれていない」合図です。死骸がそこにあるから鳥が来る。片付けていない過去の約束、失った関係、手放せない失敗が、心の荒野に残っているのかもしれません。鳥が食べ終えて飛び去ったなら、片付けは静かに済みつつあると考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
ハゲワシの頭に羽毛が少ないのは、死骸に頭を差し入れて食べるとき、血や汚れが羽にこびりつかないようにするためだと考えられています。強い日差しの中で体の熱を逃がす役にも立っているとされます。見た目のために嫌われがちな特徴が、汚れ仕事を引き受けるための工夫だったのです。死骸を素早く片づけることで、病気が広がるのを防いでいるとも言われます。当サイトの見方では、ハゲワシの夢は、誰もやりたがらない役目を引き受けている人の誇りと疲れを映すことがあると読めます。夢でハゲワシが黙々と死骸を片づけていたなら、あなたが周りの後始末を引き受けていることを、心がきちんと見ている印。群れに追い払われていたなら、その役目を感謝されず、むしろ嫌われているように感じている寂しさでしょう。これは推察ですが、自分がハゲワシになって空から見下ろしていた夢は、人の失敗や終わりを見届ける立場の重さを感じつつも、その役目に意味があると、心のどこかで分かっている印だと思います。
目覚めた朝にできること
もう終わったのに片付けていないものを一つ、今日のうちに処分するか、区切りの言葉を書いてみてください。身の回りに弱みにつけこむ話がないかも確かめましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 近づいてくる・なついてくる……味方や助けが近づいている兆し
- ▲注意 襲ってくる・噛まれる……抑えている感情や、身近な人との摩擦への注意
- 死んでいる・弱っている……その動物が表す力(本能・元気)が落ちているサイン
- 大きい・白い・金色……意味が強まる。白や金は吉の度合いが上がるとされる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. ハゲワシの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。死骸を食べる鳥として、終わったものの片付けや、弱みにつけこむ人への警戒を示す。空高く舞う姿は見通しの良さとも。
Q. ハゲワシの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. ハゲワシの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. もう終わったのに片付けていないものを一つ、今日のうちに処分するか、区切りの言葉を書いてみてください。身の回りに弱みにつけこむ話がないかも確かめましょう。
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