▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
大きなくちばしの袋から、受け入れる力や、誰かを養う献身の象徴。多くを抱え込みすぎていないかへの注意とも。
心理学から見ると
大きなくちばしで魚をすくうペリカンは、何かを「受け止める」「ため込む」姿の象徴です。心理学的には、周囲の期待や感情を一身に引き受けている状態が夢に表れたと読めます。袋がいっぱいで苦しそうだったなら抱え込みすぎのサイン。ひなに囲まれていたなら子育てや後輩の世話、職場の水辺にいたなら、仕事の中で人の不満の受け皿になっている状態を映すとも考えられます。
言い伝えと歴史
中世ヨーロッパでは、ペリカンが自分の胸をついばみ、その血でひなを養うと信じられ、自己犠牲や献身の象徴として教会の装飾や紋章に描かれました。実際には、ひなが親ののどの袋に頭を深く差し入れて餌を取る姿や、胸に押し当てたくちばしの様子が、そうした言い伝えの元になったとも言われます。美しい誤解が、長く信仰の象徴を支えてきたのです。
当サイトの考察
当サイトの見方では、ペリカンの伝説は「見る人が犠牲を読み取ってしまう」物語です。実際の親鳥は胸を裂いてなどいないのに、人はそこに血を見ました。あなたの献身も、周りからは当たり前か、逆に悲壮に見えているかもしれません。ひなに餌を与えていたなら、あなたの支えは確かに届いています。自分が食べる暇もなかったなら、今度はあなた自身を養う番です。
当サイトの見方:もう一歩深く
ペリカンの仲間の中には、何羽もの群れが水面に半円を描くように並び、翼で水をたたきながら魚を浅瀬へ追い込んで、いっせいにくちばしですくい取るものがいます。一羽ずつでは逃げられてしまう魚も、息を合わせることで確かに捕まえられるのです。当サイトの見方では、ペリカンの夢は、ひとりで何もかも抱え込む献身だけでなく、「みんなで少しずつ受け持てば、一羽が倒れずにすむ」という分かち合いの姿も映していると読めます。夢でペリカンの群れが並んで泳いでいたなら、あなたの周りには、気づけば手を貸してくれる仲間がいる印。一羽だけで魚を追いかけて疲れ果てていたなら、助けを呼ぶことをためらい、ひとりで成果を出そうとしすぎているのかもしれません。群れの端に遅れてついていっていたなら、輪に加わりたいのに、自分の役割が分からず戸惑っている状態でしょう。これは推察ですが、この夢を見た人は、支える側から、支え合う側へ移りたいと願い始めているのだと思います。
目覚めた朝にできること
今日は自分のためだけに、温かいものを一品ゆっくり食べてください。引き受けすぎている用事があれば一つ誰かに頼み、頼めた自分を少しほめましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 近づいてくる・なついてくる……味方や助けが近づいている兆し
- ▲注意 襲ってくる・噛まれる……抑えている感情や、身近な人との摩擦への注意
- 死んでいる・弱っている……その動物が表す力(本能・元気)が落ちているサイン
- 大きい・白い・金色……意味が強まる。白や金は吉の度合いが上がるとされる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. ペリカンの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。大きなくちばしの袋から、受け入れる力や、誰かを養う献身の象徴。多くを抱え込みすぎていないかへの注意とも。
Q. ペリカンの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. ペリカンの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は自分のためだけに、温かいものを一品ゆっくり食べてください。引き受けすぎている用事があれば一つ誰かに頼み、頼めた自分を少しほめましょう。
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※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。