◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
家を守る番鳥として、用心や警戒の象徴。金の卵を産むガチョウは思わぬ幸運、欲張りすぎへの戒めとも読まれる。
心理学から見ると
ガチョウは見知らぬ者に大声で鳴き立てる鳥で、夢では警戒心や縄張り意識を映すと読めます。動物行動学者ローレンツは、ハイイロガンのひなが生まれて最初に見た動くものを親として後を追う「刷り込み」を研究しました。夢でガチョウに後をついて来られたなら、誰かに頼られている重さ。追いかけられて怖かったなら、何かに責め立てられている気持ちを映すとも考えられます。
言い伝えと歴史
古代ローマでは、夜襲をかけた敵にガチョウが騒いで気づき、丘の砦が守られたという話が伝わり、見張りの鳥として知られました。イソップ寓話の「金の卵を産むガチョウ」では、欲張って腹を裂いた飼い主がすべてを失います。英語圏では童謡の語り手「マザーグース」の名にも使われ、家庭的で身近な鳥として親しまれてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、ガチョウの夢は「最初に見たものを信じてしまう」危うさの夢です。刷り込まれたひなは、相手が本当の親でなくても懸命について行きます。私たちも、最初に教わったやり方や最初に信じた人を疑えないまま、長い年月を歩くことがあります。卵を拾って喜んでいたなら、今の恵みに気づけている証。ガチョウが騒いでいたなら、身近に見落としている危険を確かめる時です。
当サイトの見方:もう一歩深く
ガチョウは、野生のガンを人が飼いならして生まれた鳥です。その祖先であるガンの仲間は、渡りの季節にV字の隊列を組んで飛び、前を飛ぶ鳥の起こす空気の流れに乗って体力を節約すると考えられています。疲れやすい先頭は、ときどき交代するとも言われます。当サイトの見方では、ガチョウの夢は警戒心や欲への戒めだけでなく、「群れの先頭に立つ苦労を、誰と分け合っているか」を映すことがあると読めます。夢でガチョウの群れの先頭を歩いていたなら、周りの風よけになっているあなたの疲れが表れているのでしょう。後ろからついていっていたなら、誰かの背中に守られている安心と、いつか自分が前に出る番が来るという予感。飛べないガチョウが空のガンの隊列を見上げていたなら、かつての自由や、遠くへ旅立つ力を、心のどこかで懐かしんでいるのかもしれません。これは推察ですが、この夢は、一人で先頭を引き受け続けなくてもよいと伝えているのだと思います。
目覚めた朝にできること
今日は戸締まりや、パスワードなど身の回りの守りを一つ見直してみてください。当たり前だと思って続けている習慣を一つ選び、本当に今も必要か考えてみましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 近づいてくる・なついてくる……味方や助けが近づいている兆し
- ▲注意 襲ってくる・噛まれる……抑えている感情や、身近な人との摩擦への注意
- 死んでいる・弱っている……その動物が表す力(本能・元気)が落ちているサイン
- 大きい・白い・金色……意味が強まる。白や金は吉の度合いが上がるとされる
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. ガチョウの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。家を守る番鳥として、用心や警戒の象徴。金の卵を産むガチョウは思わぬ幸運、欲張りすぎへの戒めとも読まれる。
Q. ガチョウの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. ガチョウの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は戸締まりや、パスワードなど身の回りの守りを一つ見直してみてください。当たり前だと思って続けている習慣を一つ選び、本当に今も必要か考えてみましょう。
あわせて読みたい夢の読み物
「動物・生き物」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。