鴉番組 KARASU CHANNEL
N 35°41′ / E 139°41′
SCROLL TO DESCEND
HOMEARTICLES占い九星気学とは何か ― 生まれ年の「九つの星」で気質を読む、洛書から日本の気学までの物語

九星気学とは何か ― 生まれ年の「九つの星」で気質を読む、洛書から日本の気学までの物語

鴉番組

監修者:Ms.M

所属:鴉番組

研究した占術:西洋占星術・四柱推命・九星気学・タロット・ルーン・手相人相・姓名判断・数秘術・風水・インド占星術/紫微斗数・陰陽道・霊視霊感など12種以上

個別鑑定:お問い合わせより予約制
(現在数年先まで予約でいっぱいです)

九星気学とは何か ― 生まれ年の「九つの星」で気質を読む、洛書から日本の気学までの物語
目次

「あなたは一白水星(いっぱくすいせい)です」「六白金星(ろっぱくきんせい)の人は責任感が強い」。占いや、神社のカレンダーで、こうした言葉を目にしたことはないでしょうか。これが九星気学(きゅうせいきがく)です。生まれた年から、一白から九紫までの九つの星のどれかを割り出し、その星が持つ性質から、気質や運気、相性、そして吉方位までを読む占いです。

九つの星の名前を見ると、「一白水星」「二黒土星」と、数字と色と五行がひとつの名前に詰め込まれていて、最初はなんだか呪文のようです。この記事では、その呪文をひとつずつほどいていきます。星の名前の意味、どうやって自分の星を求めるのか、生まれ月から出す「月命星」や、気質の傾きを表す「傾斜宮(けいしゃきゅう)」とは何か。専門用語が出てくるたびに、「やさしく言うと」の引用ボックスで言い換えます。

なお、九星気学の大きな柱のひとつである吉方位(どの方角へ行くと運気が良いか)については、姉妹記事「吉方位(方位占い)とは何か」で詳しく取り上げています。この記事では、方位には深入りせず、九つの星の「気質の読み方」に重点を置きました。後半には、由来の要約では終わらない、当サイト独自の考察も添えてあります。

この記事のポイント(3分でわかる要約)

  • 九星気学とは、生まれ年から「九つの星(一白水星〜九紫火星)」のどれかを割り出し、気質や運気、相性、方位を読む、日本で発展した占いです。もとは古代中国の陰陽五行説にさかのぼります。
  • 九つの星の並びは、亀の甲羅に現れたと伝わる「洛書(らくしょ)」の魔方陣が起源とされます。縦・横・斜めのどれを足しても15になる、3×3の数字の配置です。
  • 自分の星(本命星)は、生まれ年の各桁を足して1桁にし、11から引いて求めます。年の切り替わりは元日ではなく立春(2月4日ごろ)なので、1月〜2月初めの生まれは前年の星になります。
  • 本命星のほかに、生まれ月から求める「月命星」があり、その組み合わせで「傾斜宮」(気質がどの宮に傾くか)を読みます。表の顔と内なる顔の二層で読むイメージです。
  • 現在の九星気学を「気学」としてまとめたのは園田真次郎とされますが、まとめた年は資料によって食い違います。原典の資料が乏しく、批判的な見方もあることも、あわせて知っておきたい点です。
  • 当たることを裏づける確立した科学的研究は見当たりません。星で人を決めつけず、自分を見つめ直すきっかけとして気軽に楽しむのがおすすめです。
「九星気学」を無料で占う

九星気学とは ― 生まれ年の「星」で、気質と運気を読む占い

九星気学は、すべての人を、生まれ年によって九つの星のどれかに分類します。九つの星は、次のとおりです。一白水星、二黒土星、三碧木星、四緑木星、五黄土星、六白金星、七赤金星、八白土星、九紫火星。名前の中の「一・二・三……」は星の番号、「白・黒・碧・緑・黄・赤・紫」は星の色、そして最後の「水・土・木・金・火」は、五行(ごぎょう)と呼ばれる、万物を構成する五つの性質を表しています。

この分類は、大きく分けて二つの使い方をされてきました。ひとつは、その人の生まれ持った気質や、人生の運気の流れを読む使い方。もうひとつは、その人にとって縁起のよい方角と悪い方角を見極める、方位術としての使い方です。むしろ日本では、引っ越しや旅行の方角選びの技法として、広く知られてきました。

当サイトの「九星気学」のツールは、このうち前者、つまり気質と傾向の読み解きを担当しています。生まれ年から本命星を、生まれ月から月命星を出し、さらに二つの星の組み合わせから、気質が傾く「宮」までを表示します。吉方位や、その年の凶方位は、別ツールの「方位占い(簡易九星気学)」が担当しています。

やさしく言うと、九星気学は「生まれ年で決まる、9種類の性格タイプ」の占いです。星の名前の「数字」は番号、「色」はイメージカラー、「水・土・木・金・火」は、そのタイプの性質を表す五行です。

この記事で使う実例:Aさんの九星

九星気学は、生まれ年をもとにした少し変わった計算をするので、実例があると理解が進みます。この記事では、架空の「Aさん」を例に、当サイトのツールで実際に計算した結果を使って説明します。Aさんは、2000年1月1日生まれの女性という設定です(実在の人物ではありません)。

先にAさんの結果をお見せします。本命星は「一白水星」、月命星は「七赤金星」、傾斜宮は「艮宮(ごんきゅう)」と出ました。2000年生まれなのに「九紫火星」ではなく「一白水星」なのは、生まれが1月1日で、立春より前だからです。この理由は、後ほど詳しく説明します。以降、各章の終わりに「Aさんの場合」として、実際の結果を読んでいきます。

九星気学の由来 ― 亀の甲羅の魔方陣から、明治・大正の日本まで

洛書の伝説 ― 神亀の背に現れた、九つの数

九星の出発点は、古代中国の伝説にあります。夏(か)の始祖とされる禹(う)が、洛水(らくすい)という川の治水にあたっていたとき、川から現れた神聖な亀の甲羅に、点の模様が九つの区画に並んでいた。これが「洛書」だと伝わっています。禹は、その模様から着想を得て、世を治める法を考えたとされます。

この洛書の配置は、3×3のマスに1から9までの数を並べた魔方陣(まほうじん)です。数字の並びは、次のようになります(当サイトの九星盤と同じく、南が上になっています)。

  • 上の段:4・9・2
  • 中の段:3・5・7
  • 下の段:8・1・6

縦に足しても、横に足しても、斜めに足しても、和はどれも15になります。数の世界に潜む不思議なバランスは、古代の人々にとって、天地の秩序そのものに見えたことでしょう。中央には5が座り、その周りを、ほかの八つの数が取り囲んでいます。

やさしく言うと、洛書は「亀の甲羅に現れたと伝わる、縦横斜めどこを足しても15になる、不思議な3×3の数字の並び」です。九星気学の九つの星は、この9つの数字に、色と五行を結びつけたものです。

この九つの数に、八卦(はっけ、易の八つの基本図形)と五行が結びつけられて、九星の体系が整ったのは唐代のころとする説明があります。ただし、この点も資料によって説明が揺れており、はっきりした年代は確認できません。ここでは、伝説の洛書を土台に、易や五行の思想と結びついて九星の体系ができあがっていった、という大づかみな流れだけ押さえておきましょう。

日本での広がり ― 暦注としての九星

日本では、九星は陰陽道(おんみょうどう)のなかで、人の生まれ年や方位に当てはめて使われ、暦にも書き込まれるようになりました。ある資料によれば、暦に載る「日の九星」は、六曜に次いで有名な暦注(れきちゅう、暦に添えられた吉凶の注記)で、現在でも神社の暦やカレンダーで見かけます。

「今日は何の星が中央に入る日か」という日々の暦注は、私たちの暮らしに、思った以上に溶け込んでいます。ただ、あなた自身の「生まれ年の星」を割り出して、気質や運気を読む今の形は、もう少し新しく、近代日本で整えられたものです。

園田真次郎と「気学」 ― 資料で食い違う成立時期

現在の九星気学の出発点として、多くの資料が名前を挙げるのが、園田真次郎(そのだ しんじろう、1876〜1961年)です。群馬県桐生市の出身で、易者としては荻野地角(おぎの ちかく)と名乗ったとされます。彼が、江戸時代からの「九星方鑑学」などをもとに、九星術を簡略化して「気学」としてまとめたことで、日本で気学が広く知られるようになった、と説明されます。

ところが、その時期は、資料によって食い違っています。明治42年(1909年)とするもの、大正13年(1924年)とするもの、さらに明治24年(1891年)と書くものもあります。また、講習会を通じて広まった時期を、大正14年(1925年)と説明する資料もあります。「まとめた年」と「広まった年」、あるいは、体系化の段階の数え方が、資料ごとに違うのかもしれません。当サイトでは、どれが正しいと断定せず、「明治末から大正にかけてのこと」と大づかみに受け取ることにします。

園田は『気学と幸運』『気学新解』『方位明鑑』、そして41冊に及ぶ『気学大全集』など、多くの著作を残したとされます。なお、方位術としての気学の歴史(平安の方違え、鬼門、江戸の家相など)は、姉妹記事の方位占いの記事で詳しく書いています。

やさしく言うと、九星気学は「古代の魔方陣(洛書)に由来する九つの星の考え方を、近代の日本で、生まれ年占いとして使いやすい形にまとめ直したもの」です。

九つの星の顔ぶれ ― それぞれの星は、どんな気質か

ここからは、九つの星を一つずつ見ていきます。各星には、五行と、後天定位盤(こうてんていいばん、九つの星が標準的に座る配置)での位置、そして自然物のイメージが結びついています。以下の印象は、当サイトの言葉でまとめた大まかなものです。実際には、生まれ月や、ほかの星との組み合わせによっても表情が変わります。

一白水星(いっぱくすいせい)― 水のようにしなやかな、適応の星

五行は水、基本の位置は北です。水のように、どんな形の器にも収まり、物事の隙間にも入り込める適応力が持ち味です。聞き上手で、人間関係の潤滑油になりやすいとされます。一方で、流れに合わせすぎて、自分の意思がぼやけやすい面も。

二黒土星(じこくどせい)― 大地のように育てる、堅実の星

五行は土、基本の位置は南西です。大地のように、時間をかけて物事を育てる力があります。派手さはなくても、縁の下で着実に積み上げていく力に長けているとされます。ただし、引き受けすぎて、自分の負担が大きくなりやすい面もあります。

三碧木星(さんぺきもくせい)― 雷のように動き出す、瞬発力の星

五行は木、基本の位置は東です。雷のような瞬発力があり、行動が早く、新しいことを始める最初の一歩を担いやすい星です。ひらめきと行動力が長所ですが、始めるのは得意でも、じっくり続ける場面では、意識して粘る工夫が要るかもしれません。

四緑木星(しろくもくせい)― 風のように縁を運ぶ、つなぎ手の星

五行は木、基本の位置は東南です。風のように、人と人、情報と情報を運び、つなぐ橋渡し役になりやすい星です。信用や人づての縁に恵まれやすいとされる一方で、あちこちに気を配りすぎて、迷いやすい面もあります。

五黄土星(ごおうどせい)― 盤の中心に座る、強い運の星

五行は土、基本の位置は中央です。九つの星のなかで、唯一、どの方角にも属さず、盤の真ん中に座る特別な星です。良くも悪くも物事を大きく動かす、強い運の波を持つとされ、その大きさを受け止める器の広さが求められる星、と言われます。責任ある役割を任されるほど、力を発揮しやすいともされます。

「強い星」と聞くと身構えてしまうかもしれませんが、これは、良い悪いの話ではなく、運の振れ幅が大きい、という個性の表現です。決して「悪い星」ではありません。

六白金星(ろっぱくきんせい)― 天のような視座を持つ、統率の星

五行は金、基本の位置は北西です。天のように高い視座を持ち、プライドが高く、責任ある立場を任されやすい統率力を備えた星とされます。誇り高さは長所ですが、頑固さや、人に頼るのが苦手な面として現れることも。

七赤金星(しちせききんせい)― 沢のように人を惹きつける、社交の星

五行は金、基本の位置は西です。沢(水辺)のように、自然と人が集まってくる魅力があり、社交的で、楽しい場をつくる才能に恵まれているとされます。人を楽しませる力は大きな武器ですが、楽しさを優先して、地道な部分が後回しになりやすい面も。

八白土星(はっぱくどせい)― 山のように節目を見極める、転換の星

五行は土、基本の位置は北東です。山のようにどっしりとして、物事の節目や、変化のタイミングを見極める力に長けているとされます。慎重で、一度決めたら動かない強さがありますが、変化への抵抗感が強く出ることも。

九紫火星(きゅうしかせい)― 炎のように輝く、感性の星

五行は火、基本の位置は南です。太陽や炎のように、瞬間的に強く輝く星で、感性が鋭く、名誉やスポットライトに縁があるとされます。情熱的な魅力が長所ですが、燃え上がるのが早いぶん、冷めやすい面や、見栄が先に立つ面にも気をつけたい星です。

やさしく言うと、九つの星は「水・大地・雷・風・(中心)・天・沢・山・火」という、自然の九つの風景にたとえられています。自分の星の風景を思い浮かべると、その星の気質が、ぐっとイメージしやすくなります。

注意したいのは、こうした説明が「その星の人は、必ずこうだ」という決めつけではないことです。同じ星の人が、みんな同じ性格になるはずがありません。星の説明は、あくまで「傾向」「たとえ話」として読み、自分に当てはまる部分だけを、そっと拾うのがおすすめです。

【Aさんの場合】Aさんの本命星は一白水星です。水のようにしなやかで、適応力があり、聞き上手。人間関係の調整役として重宝される、と読まれる星です。当サイトのツールの解説では、恋愛運は「聞き上手な姿勢が距離を縮める」、仕事運は「調整役としての柔軟さが重宝される」、金運は「流れに合わせた堅実な運用が向く」といった傾向が表示されます。

星を読む土台 ― 五行と八卦のかんたんな見方

九つの星には、五行(木・火・土・金・水)が割り当てられています。五行の間には、二種類の関係があります。

  • 相生(そうしょう)=生かし合う関係:木は火を生み、火は土を生み、土は金を生み、金は水を生み、水は木を生みます。
  • 相剋(そうこく)=抑え合う関係:木は土を、土は水を、水は火を、火は金を、金は木を抑えます。

たとえば、水の星(一白水星)にとって、木の星(三碧木星・四緑木星)は、水が木を育てる関係、つまり「自分が力を注いで育てる相手」にあたります。逆に、水は火を消す関係なので、火の星(九紫火星)とは、勢いをぶつけ合う緊張関係になりやすい、と読まれます。星どうしの相性(二人の本命星の五行の関係で読む相性)も、この考え方が土台です。

もうひとつ、九つの星の性格を語るときに出てくるのが、八卦(はっけ)です。八卦は、易(えき)の基本となる八つの図形で、それぞれが自然のイメージと結びついています。九星盤では、中央を除く八つの位置に、八卦が一つずつ座っています。

  • 坎(かん):水。北の位置(一白水星)。
  • 坤(こん):大地。南西の位置(二黒土星)。
  • 震(しん):雷。東の位置(三碧木星)。
  • 巽(そん):風。東南の位置(四緑木星)。
  • 乾(けん):天。北西の位置(六白金星)。
  • 兌(だ):沢。西の位置(七赤金星)。
  • 艮(ごん):山。北東の位置(八白土星)。
  • 離(り):火。南の位置(九紫火星)。

先ほど九つの星を「水・大地・雷・風・天・沢・山・火」にたとえたのは、この八卦のイメージから来ています。中央の五黄土星だけは、八卦を持たない特別な位置にあります。

やさしく言うと、五行は「応援し合う(相生)か、ブレーキをかけ合う(相剋)か」の相性表、八卦は「8つの自然のイメージ」です。九つの星は、この2つを重ね合わせて、それぞれの個性を表現しています。

本命星の求め方 ― 生まれ年の各桁を足して、11から引く

本命星(ほんめいせい)は、生まれ年から決まる、あなたの「基本の星」です。一生変わりません。当サイトの計算方法は、次のとおりです。

  1. 生まれ年(西暦)の各桁を足し合わせて、1桁になるまで繰り返します。
  2. その数を、11から引きます。
  3. 答えが0以下なら9を足し、9より大きければ9を引きます。これが本命星の番号です。

たとえば1990年生まれなら、1+9+9+0=19、さらに1+9=10、さらに1+0=1。11−1=10で、9を引いて1、つまり一白水星です。この計算のおかげで、本命星は、生まれ年が1年ずつ進むごとに、番号が1つずつ小さくなっていきます。一白の次は、9に戻って九紫。9年で一巡する周期になっています。

当サイトのツールで、6月1日生まれの人の本命星を年ごとに出してみると、次のようになります。

  • 1996年:四緑木星
  • 1997年:三碧木星
  • 1998年:二黒土星
  • 1999年:一白水星
  • 2000年:九紫火星
  • 2001年:八白土星
  • 2002年:七赤金星
  • 2003年:六白金星
  • 2004年:五黄土星

やさしく言うと、本命星は「生まれ年を使った、簡単な計算で決まる9種類のうちの1つ」です。年が進むと、星の番号は1つずつ減り、9年で元に戻ります。だから、9歳違いの人は、同じ本命星になります。

立春で切り替わる ― 1月・2月初めの生まれは、前の年の星

ここで一番のつまずきポイントがあります。九星気学の年は、元日ではなく、立春(りっしゅん)で切り替わります。立春は暦の上で春が始まる日で、おおむね2月4日ごろ。したがって、1月1日から立春の前日ごろまでに生まれた人は、前の年の星になります。四柱推命の年柱と、同じ考え方です。

【Aさんの場合】Aさんは2000年1月1日生まれ。立春(2000年2月4日ごろ)より前なので、2000年ではなく、前年の1999年として計算します。1+9+9+9=28、さらに2+8=10、さらに1+0=1。11−1=10で、9を引いて1。だから、Aさんは「九紫火星」ではなく、「一白水星」になります。ちなみに、同じ2000年生まれでも、ツールで確かめると、2月3日生まれは一白水星、2月4日生まれは九紫火星と、ここで星が分かれます。

ただし、立春の切り替わりは、実際には日付の途中の時刻に起こります。当サイトのツールは、日付だけで判定する簡易版のため、立春の当日に生まれた方は、時刻によって、本来の星と1つ違う結果が出る可能性があります。

月命星とは ― 生まれ月から出す「もうひとつの星」

本命星が、生まれ年で決まる「基本の星」だとすれば、月命星(げつめいせい)は、生まれ月で決まる「もうひとつの星」です。本命星が、人前に出ている自分、つまり表の顔とすれば、月命星は、身近な人にだけ見せる自分、つまり内面の顔や、行動の癖を表す、と説明されることがあります。

月命星は、本命星と、生まれ月の組み合わせで決まります。生まれ月は、太陽暦の月ではなく、節入り(せついり、二十四節気のうち月の切り替わりになる12の節)で区切った「節月」で数えます。本命星は、番号によって3つのグループに分かれ、それぞれのグループごとに、月ごとの月命星が決まっています。当サイトのツールで出した対応表は、次のとおりです。

  • 本命星が一白・四緑・七赤の人:寅月(立春〜)=八白、卯月=七赤、辰月=六白、巳月=五黄、午月=四緑、未月=三碧、申月=二黒、酉月=一白、戌月=九紫、亥月=八白、子月=七赤、丑月=六白。
  • 本命星が二黒・五黄・八白の人:寅月=二黒、卯月=一白、辰月=九紫、巳月=八白、午月=七赤、未月=六白、申月=五黄、酉月=四緑、戌月=三碧、亥月=二黒、子月=一白、丑月=九紫。
  • 本命星が三碧・六白・九紫の人:寅月=五黄、卯月=四緑、辰月=三碧、巳月=二黒、午月=一白、未月=九紫、申月=八白、酉月=七赤、戌月=六白、亥月=五黄、子月=四緑、丑月=三碧。

月の呼び方は、十二支で表します。寅月は立春から啓蟄の前まで(おおむね2月上旬〜3月上旬)、卯月は啓蟄から清明の前まで、というように、約1か月ずつ進み、子月は大雪から小寒の前まで(おおむね12月上旬〜1月上旬)、丑月は小寒から立春の前まで(おおむね1月上旬〜2月上旬)にあたります。

やさしく言うと、月命星は「生まれ年の星(本命星)に、生まれ月の情報を重ねて出した、2つめの星」です。年で分けた9タイプを、さらに月で細かく見て、「同じ本命星でも、生まれ月によって、内面の色合いが違う」ことを表現しています。

【Aさんの場合】Aさんの本命星は一白なので、一白・四緑・七赤のグループです。生まれた2000年1月1日は、大雪(12月上旬)から小寒(1月上旬)までの「子月」にあたります。上の表の子月は「七赤」。つまり、Aさんの月命星は七赤金星です。沢のように人を惹きつける、社交の星。表の顔は、水のように適応力のある一白、内側には、人を楽しませるのが得意な七赤の気質を秘めている、と読むことができます。

傾斜宮とは ― 気質は、どの「宮」に傾いているか

傾斜宮(けいしゃきゅう)は、本命星と月命星の組み合わせから、その人の気質が、九星盤の八つの宮のうち、どこに傾いているかを読む技法です。宮は、方位と八卦の位置と結びついていて、坎宮(水)・坤宮(大地)・震宮(雷)・巽宮(風)・乾宮(天)・兌宮(沢)・艮宮(山)・離宮(火)、それに中央の中宮があります。

求め方のイメージはこうです。九星盤の中央に、月命星を置きます。すると、盤の星たちが、ずれて並び替わります。そのとき、本命星が座ることになる宮が、その人の傾斜宮です。実際の計算では、月命星の番号から5を引いた数だけ、盤をずらして数えています。

たとえば、月命星が五黄土星(中央にもともと座る星)の場合は、盤がずれないので、本命星は、本来の位置にそのまま座ります。

やさしく言うと、傾斜宮は「月命星を、盤の真ん中に置き直したとき、本命星がどこに座るか」で決まります。その席に座った本命星の、方位や自然のイメージ(水・山・火など)が、あなたの気質の「傾き」を表す、と読まれます。

傾斜宮ごとの、大まかな気質の読み方は、次のとおりです。

  • 坎宮(水):水のように静かに知恵を巡らせる気質。
  • 坤宮(大地):大地のような包容力・育てる力。
  • 震宮(雷):雷のような瞬発力・行動力。
  • 巽宮(風):風のような柔軟さ・人とのつながりを大切にする気質。
  • 乾宮(天):天のような統率力・威厳。
  • 兌宮(沢):沢のような社交性・華やかさ。
  • 艮宮(山):山のような慎重さ・節目を見極める力。
  • 離宮(火):火のような知性・洞察力。
  • 中宮(中央):中心に位置し、器の大きさと、大器晩成型の資質。

【Aさんの場合】Aさんの月命星は七赤金星です。九星盤の中央に七赤を置いて、盤をずらすと、本命星の一白が座る位置は、北東の「艮宮(ごんきゅう)」になります。艮宮は、山のような慎重さ・節目を見極める力を表す宮です。つまり、Aさんは、表の顔(一白水星)は水のようにしなやか、内面の色合い(月命星の七赤金星)は人懐こく、そして気質全体は、山のように、物事の節目をじっくり見極める方向へ傾く、と読むことができます。三つの読みが重なることで、「柔らかく人に寄り添いつつ、決めるときには慎重」という、立体的な人物像が浮かびます。

もうひとつの実例:Bさん(1990年5月15日生まれの男性)

Bさんは1990年5月15日生まれの男性です。1990年は立春以降の生まれなので、1990年として計算して、本命星は一白水星。生まれ月は、立夏から芒種の前までの「巳月」で、一白・四緑・七赤のグループの巳月は「五黄」ですから、月命星は五黄土星です。月命星が五黄の場合は、盤がずれないため、本命星の一白は、本来の位置である北の「坎宮」に座ります。坎宮は、水のように静かに知恵を巡らせる気質を表す宮です。Aさんとは、同じ一白水星でも、月命星と傾斜宮が違うことで、色合いが異なる、という例です。

本命星と月命星が同じ星になるとき(中宮傾斜)

まれに、本命星と月命星が、同じ星になる人がいます。たとえば、1963年9月15日生まれの人は、本命星が一白水星、生まれ月が酉月なので、一白・四緑・七赤グループの酉月=一白で、月命星も一白水星になります。このように、本命星と月命星が重なるケースは、伝統的に「中宮傾斜」などと呼ばれ、通常のずらし計算ができないため、特別な代用表を使うと説明されます。当サイトのツールは、複数の資料で内容が一致する代用表を採用していて、この例では「離宮」になります。

本命星と月命星が、どちらも五黄土星になる組み合わせだけは、資料が「男性は兌宮、女性は乾宮」と、性別で分かれるとしています。たとえば1968年8月15日生まれの人が該当します。そのため、当サイトのツールでは、性別(任意)欄が未入力の場合は、傾斜宮を「確定できない」と表示し、男性または女性を選ぶと確定して表示します。

TORRAS スマホ防水ケース【2026新型!両面高機能】IPX8完全防水 水中タッチ対応 浮く設計 お風呂/海/プール/温泉対応 7インチiPhone用 高透過率画面 顔認証 両手解放 ストラップ付き 携帯ケース 雪遊び/スキー/登山/釣り用【ブラック】の商品画像
PR

雨天・水辺・埃っぽい廃墟スポット探索時のスマホ保護用に。

TORRAS スマホ防水ケース【2026新型!両面高機能】IPX8完全防水 水中タッチ対応 浮く設計 お風呂/海/プール/温泉対応 7インチiPhone用 高透過率画面 顔認証 両手解放 ストラップ付き 携帯ケース 雪遊び/スキー/登山/釣り用【ブラック】

商品の購入により、当サイトが紹介料を受け取る場合があります。

当サイトの「九星気学」の見方

ここまでの内容を、当サイトのツールの結果画面に対応させて整理します。生年月日を入力すると(性別は任意)、「九星気学」のカードが表示されます。

  • 本命星:カードの見出しに、星の名前(一白水星など)が表示されます。五行に合わせたカードの色が付きます。
  • 星の解説:本命星の気質の要約が一文で表示されます。
  • 恋愛運・仕事運・金運:本命星ごとに用意された、それぞれの傾向のひとこと。
  • 月命星:生まれ月(節入り基準)と本命星から求めた、2つめの星の名前。
  • 【傾斜宮】:月命星から求めた、気質が傾く宮の名前と、その宮の気質のひとこと。
  • 注意書き:傾斜宮の計算の説明と、月命星が節入り基準の簡易計算であることの断り書き。
  • 性別(任意):本命星と月命星がどちらも五黄土星になる場合だけ、傾斜宮の確定に必要です。それ以外の結果には、性別は影響しません。

使うときに気をつけたい点があります。まず、立春や節入りは、日付単位で判定しています。時刻までは考慮していないので、立春や節入りの当日に生まれた方は、実際の星と、1つ違う結果になる可能性があります。次に、本格的な九星気学では、あなたの本命星が、その年・その月・その日に、盤のどの位置へ回っているか(年盤・月盤・日盤)も合わせて読みますが、当サイトでは扱っていません。最後に、方位(吉方位・凶方位)や、その年の五黄殺・暗剣殺は、この「九星気学」ではなく、別の「方位占い(簡易九星気学)」で見られます。

結果は、数ある流派・読み方のなかの、ひとつの簡易な読み方です。自己理解のヒントとして、楽しんでください。

「九星気学」を無料で占う

九星気学の用語かんたん早見表

記事中に出てきた言葉を、ひとことでまとめました。迷ったときの辞書としてお使いください。

  • 九星(きゅうせい):一白水星から九紫火星までの九つの星。
  • 洛書(らくしょ):亀の甲羅に現れたと伝わる、縦横斜めの和が15になる3×3の魔方陣。九星の起源。
  • 後天定位盤(こうてんていいばん):九つの星が標準的に座る、基本の配置図。
  • 五行(ごぎょう):木・火・土・金・水の五つの性質。
  • 相生(そうしょう)・相剋(そうこく):五行どうしの「生かし合う関係」と「抑え合う関係」。
  • 八卦(はっけ):易の八つの基本図形。自然のイメージ(水・大地・雷・風・天・沢・山・火)と結びつく。
  • 本命星(ほんめいせい):生まれ年から決まる、基本の星。一生変わらない。
  • 月命星(げつめいせい):本命星と生まれ月から決まる、もうひとつの星。
  • 傾斜宮(けいしゃきゅう):本命星と月命星の組み合わせから読む、気質が傾く宮。
  • 中宮傾斜(ちゅうぐうけいしゃ):本命星と月命星が同じ星になる場合の呼び方。代用表を使う。
  • 立春(りっしゅん):九星気学の年が切り替わる目印。おおむね2月4日ごろ。
  • 節入り(せついり):二十四節気のうち、月の切り替わりになる12の「節」に入る日。月命星の月の区切り。
  • 年盤(ねんばん)・月盤(げつばん)・日盤(にちばん):年ごと・月ごと・日ごとに、中央に入る星が変わる配置図(当サイトでは扱わない)。
  • 五黄殺(ごおうさつ)・暗剣殺(あんけんさつ):その年に避けたいとされる方角。方位占いの領域。
  • 暦注(れきちゅう):暦に添えられた、吉凶などの注記。日の九星・六曜など。

九星気学への批判と、知っておきたい限界

九星気学には、批判的な見方もあります。公平のために、当サイトが確認した資料に書かれていた主な指摘を、ここで紹介しておきます。

  • 本命星の求め方が、男性と女性で同じである点。本来、生まれ年から出る星は、男女で異なるべきだ、という指摘があります(Wikipediaの九星気学の項にも、そうした趣旨の記述があります)。
  • 園田真次郎が気学としてまとめた際、当時は参考にできる資料が限られていたため、園田自身の解釈で補った部分が多い、という指摘。
  • その一例として、方位の区切りを、当初は45度ずつで取っていたところ、後に30度や60度に変えた、という趣旨の記述。
  • 元になった九星術の資料が、ほとんど残っていないため、検証が難しい、という点。

これらは、資料の書き手の立場や評価によるところが大きく、当サイトが、正しいとも誤りとも断定できる内容ではありません。ただ、九星気学が、数千年前から一つの形で伝わってきた「不変の教え」ではなく、近代に、人の手でまとめ直された体系であることは、知っておいて損はないでしょう。

また、九星気学に限らず、生まれ年や生まれ月で人を九つのタイプに分ける占いは、当たることを裏づけた確立した科学的研究がある、とは言えません。分類が粗く、同じ星でも、人によって全く違う人生を歩むのは、当然のことです。

九星気学は、いまどう使われているか

日本では、九星気学は、書籍や神社の暦、カレンダー、占いサイトやアプリなどで、今も広く親しまれています。引っ越しや旅行の方角選び、家の建て替え、開業の日取りなどに使う人もいれば、新年に「今年の運勢」を確かめるために使う人もいます。

姉妹記事の四柱推命が、生まれた日の干支を中心に、細かい命式を読む占いだとすれば、九星気学は、生まれ年を中心に、9つのタイプに分ける、比較的わかりやすい占いです。そのわかりやすさから、入門者に人気があります。一方で、流派や鑑定者によって、読み方や、凶方位の考え方が異なる点は、四柱推命と同じです。

なお、九星気学による運勢や性格の判定が、当たることを統計的・科学的に裏づけた確立した研究は、現時点では見当たりません。当サイトでは、長い歴史と体系を持つ文化として、また自分を見つめ直すきっかけとして、この占いを紹介しています。

九星気学を楽しむための4つのコツ

  1. 「星の風景」を思い浮かべる:水・大地・雷・風・天・沢・山・火。自分の星や傾斜宮の風景を、自然の情景として思い浮かべると、堅苦しい性格診断より、ずっと想像が広がります。
  2. 当てはまる部分だけ拾う:星の説明は、傾向やたとえ話です。「これは自分っぽい」と感じた部分だけを、そっと拾って、当てはまらない部分は気にしないのが、上手な楽しみ方です。
  3. 家族や友人の星も調べてみる:本命星は生まれ年だけで出せるので、家族や友人の星を調べる会話のきっかけになります。ただし、相手の許可を取り、「この星だから、こういう人」と決めつける使い方は避けましょう。
  4. 結果が違っても慌てない:立春の扱いや、月命星の求め方、傾斜宮の計算は、サイトや鑑定者によって異なることがあります。複数の結果を見比べるのも、楽しみ方のひとつです。

考察 ― なぜ人は「九つの星」に、自分を重ねてきたのか

ここからは、由来や仕組みの要約ではなく、当サイトなりの見方で九星気学を眺めてみます。定説ではなく、あくまで当サイトの推察や仮説であることを、あらかじめお断りしておきます。

たった9通りで、人を語れるのか ― 「粗さ」が持つ力

九星気学は、人を、たった9つのタイプに分けます。四柱推命の命式が、理論上は約50万通りにも及ぶことと比べると、驚くほど粗い分類です。当サイトの見方では、この「粗さ」こそが、九星気学が長く親しまれてきた理由のひとつではないでしょうか。

9つなら、誰でも覚えられます。家族の星、友人の星、職場の人の星。会話の中に、気軽に出せます。難しい計算をしなくても、生まれ年ひとつで、みんなが同じ土俵に立てる。占いが「専門家のもの」から「みんなのもの」になるとき、分類の粗さは、むしろ武器になります。細かく正確であることより、「話題にしやすいこと」が、占いを日常に根づかせるのです。

しかも、この分類は9年で一巡します。9歳違いの人は、同じ星。親子や、年の離れた友人と、同じ星を共有する。これは推察ですが、こうした「世代を超えた同じ星」の感覚は、9つの星が、単なる性格分類を超えて、人と人をつなぐ話のきっかけになる理由の一端かもしれません。

洛書の「15」― バランスの美学が、人の分類に写された

洛書の魔方陣は、縦・横・斜めのどこを足しても15になります。どの方向から見ても、同じ和になる。この完璧なバランスは、古代の人々にとって、宇宙の秩序を象徴する形に見えたはずです。

当サイトの推察ですが、九星気学は、この「バランスの美学」を、人の世界に写しとった占いなのかもしれません。九つの星は、どれかひとつが上で、どれかひとつが下、という序列を持ちません。水も、大地も、雷も、風も、天も、沢も、山も、火も、それぞれが盤の上に、それぞれの位置を持って座っています。誰かが「良い星」で、誰かが「悪い星」というのではなく、みな同じ盤の上の、違う席に座る存在。そう考えると、九つの星の物語は、多様な人が共存する世界の縮図にも見えてきます。

五黄土星という「中心」― 誰の隣にも座らない星

九つの星のなかで、五黄土星だけは、方角に属さず、盤の真ん中に座ります。八つの宮に囲まれた中心。これは、他のどの星とも隣り合わない、という意味でもあります。

これは当サイトの推察ですが、五黄土星が「強い運の波を持つ」「大きな器が要る」と語られてきた背景には、こうした位置の孤独と責任が重ねられているのではないでしょうか。中心は、すべての方角から見える代わりに、どの方角にも逃げ込めません。だからこそ、良くも悪くも目立ち、物事を大きく動かす星、という物語が生まれたのでは。

大切なのは、これが「怖い星」の話ではないことです。真ん中に座る人は、周りの誰もが頼れる場所にもなれます。五黄土星の説明を読んで、身構える必要はありません。振れ幅が大きいのは、可能性が大きいことの、裏返しでもあります。

本命星と月命星 ― 「ひとつの型」に収まらないための、二つ目の星

本命星だけで人を九つに分けると、どうしても窮屈です。そこで、生まれ月から出す「月命星」を加える。すると、9×9で、組み合わせが増えます。さらに傾斜宮まで加えると、同じ本命星でも、内面の色合いや、気質の傾きが変わります。

これも推察ですが、月命星や傾斜宮という仕組みは、「人はひとつのタイプに収まりきらない」という感覚を、占いの側が受け止めようとした工夫に見えます。Aさんは、水のようにしなやか(一白水星)で、人懐こく(七赤金星)、山のように慎重(艮宮)。三つの風景が同居しているAさんの人物像は、単純な型よりも、私たちが実感する「人間らしさ」に、ずっと近いのではないでしょうか。

「まとめる」という創作 ― 園田真次郎が、九星気学の中でやったこと

九星気学の歴史を追うと、園田真次郎という人物が、大きな役割を果たしたことが分かります。彼は、資料が乏しくなっていた九星術を、「気学」としてまとめ直した、と説明されます。一方で、そのまとめ方に対して、批判も出ています。

当サイトの見方では、占いの歴史は、「古い教えの忠実な継承」というより、「編集の連続」だったのではないでしょうか。失われた部分は補われ、複雑すぎる部分は簡略化され、時代の暮らしに合わせて組み替えられる。園田の仕事も、その連なりの一場面に見えます。批判を受けるのは、誰かが大きく「編集」したことの、裏返しでもあります。

だからこそ、私たちは、占いの「正しさ」だけでなく、「その占いを、いつ、誰が、どんな必要から形にしたのか」に目を向けると、より豊かに楽しめるように思います。明治末から大正という、大きく世の中が動いた時代に、方位と生まれ年を結びつけた「気学」が広まった。その背景を考えるのは、九星気学を、ただの占いではなく、時代を映す文化として味わう入り口になります。

星の名前が「色」を持つ理由

一白、二黒、三碧、四緑、五黄、六白、七赤、八白、九紫。九つの星の名前には、白・黒・碧・緑・黄・赤・紫という、色の名前が入っています。数字だけの名前でも、成り立つはずなのに、なぜ色が付いているのでしょうか。

これは推察ですが、数字だけでは、頭の中に情景が浮かびにくいからではないでしょうか。「二番の星」より、「二黒(黒い星、大地の色)」のほうが、ずっとイメージしやすい。数字と色と五行、三つの手がかりが、ひとつの名前に詰め込まれている設計は、文字を読めない人が多かった時代にも、口伝で覚えやすかったはずです。星の名前は、覚えるための工夫の産物でもあるのかもしれません。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル (コンパクト) M-3713の商品画像
PR

車中泊の待機中や休憩時に、ランタンや軽食、記録用ノートを置ける超軽量・コンパクトな折りたたみテーブル。丸めて収納できるロールタイプで車内の隙間にも積みやすく、探索前後の装備チェックや作業台としても使える。

キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) アルミ ロールテーブル (コンパクト) M-3713

商品の購入により、当サイトが紹介料を受け取る場合があります。

この占いと向き合う際の注意

本記事および当サイトの「九星気学」は、エンターテインメントおよび自己理解のヒントとして提供するものであり、結果を保証するものではありません。医療・法律・投資・進学・就職・結婚・引っ越し・住宅の購入や建て替えなどの重要な判断の代わりにもなりません。そうした判断は、専門家や信頼できる人に相談したうえで、ご自身で行ってください。

星による分類は、人を決めつけたり、序列をつけたり、誰かを傷つけたりするために使うものではありません。「あの星の人は苦手」「この星どうしは相性が悪いから付き合わない」など、星を理由に、人を避けたり、差別的に扱ったりすることは、この占いの本来の楽しみ方ではありません。恋愛・友人関係・職場での人間関係を、星だけで判断しないようにしてください。

「今年は凶方位だから、引っ越しや転職をしてはいけない」「星が悪いから祈祷やお祓いが必要だ」など、不安を強くあおり、高額な鑑定料や祈祷、開運グッズの購入をすすめられた場合は、その場で決めず、いったん持ち帰って冷静に考えてください。占いの結果に強い不安を感じ、眠れない、気分の落ち込みが続くといった場合は、医療機関や公的な相談窓口への相談も検討してください。

本記事の歴史・流派に関する記述は、複数の資料を参照して当サイトの言葉でまとめたものです。九星気学の由来や、園田真次郎が気学をまとめた年には諸説があり、資料によって記述が異なる点があります。また、「当サイトの見方」「推察」と明記した部分は、当サイト独自の考察であり、定説ではありません。

よくある質問

Q. 九星気学とは何ですか?

A. 生まれ年から、一白水星から九紫火星までの九つの星のどれかを割り出し、気質や運気、相性、吉方位を読む占いです。古代中国の陰陽五行説にルーツがあり、現在の形は、明治末から大正にかけて日本でまとめられたとされます。

Q. 本命星とは何ですか?どう求めますか?

A. 生まれ年から決まる、あなたの基本の星です。生まれ年の各桁を足して1桁にし、11から引いて求めます(0以下なら9を足し、9より大きければ9を引きます)。一生変わりません。

Q. 1月生まれや2月初めの生まれの場合、本命星はどうなりますか?

A. 九星気学の年は、元日ではなく立春(おおむね2月4日ごろ)で切り替わるため、立春より前に生まれた人は、前の年の星になります。たとえば2000年1月1日生まれの人は、1999年の星である一白水星です。

Q. 月命星とは何ですか?

A. 本命星と、生まれ月(節入り基準)から決まる、もうひとつの星です。本命星が表の顔だとすれば、月命星は内面の色合いや行動の癖を表す、と説明されることがあります。

Q. 傾斜宮とは何ですか?

A. 本命星と月命星の組み合わせから、気質が、九星盤の八つの宮のうち、どこに傾いているかを読む技法です。九星盤の中央に月命星を置いたとき、本命星が座る宮で決まります。

Q. 本命星と月命星が同じ星になることはありますか?

A. あります。伝統的に「中宮傾斜」などと呼ばれ、通常のずらし計算ができないため、代用表を使って宮を決めます。本命星・月命星がどちらも五黄土星の場合だけは、資料が性別で分かれるとしていて、当サイトでは性別(任意)欄を入力すると確定して表示されます。

Q. 五黄土星は、悪い星ですか?

A. いいえ。盤の中央に座り、運の振れ幅が大きい星とされますが、良い悪いの話ではありません。責任ある役割で力を発揮しやすい、といった読み方もされます。

Q. 同じ本命星の人は、みんな同じ性格ですか?

A. いいえ。同じ星でも、生まれ月(月命星)や環境、経験によって、人はまったく違います。星の説明は、あくまで傾向やたとえ話として受け取ってください。

Q. 九星気学は、男女で本命星が違いませんか?

A. 九星気学では、男女とも同じ求め方をします。九星気学への批判として「本来は男女で星が異なるはずだ」という趣旨の指摘があることは、記事中でも紹介しました。当サイトのツールは、九星気学の一般的な方法(男女共通)にそっています。

Q. 九星気学と四柱推命の違いは何ですか?

A. 九星気学は、生まれ年から九つの星のどれかを割り出す、比較的シンプルな占いです。四柱推命は、生年月日時を干支8文字に置き換えて読む、より細かい占いです。どちらも、陰陽五行の思想を土台にしています。

Q. 吉方位や、今年の凶方位は分かりますか?

A. この「九星気学」のツールでは表示しません。別の「方位占い(簡易九星気学)」のツールで、相性の良い方角、注意したい方角、その年の五黄殺・暗剣殺を確認できます。

Q. 相性を見ることはできますか?

A. 二人の本命星の五行の関係から読む相性は、別の「九星気学の相性占い」のツールで見られます。星どうしの相性で、人間関係を決めつけないようにご注意ください。

Q. サイトや占い師によって、結果が違うのはなぜですか?

A. 立春の扱い(日単位か時刻まで見るか)、月命星の求め方、傾斜宮の計算、流派ごとの読み方などが異なるためです。当サイトのツールは、それらを省いた簡易版でもあります。

Q. 九星気学は当たりますか?

A. 当たることを裏づける統計的・科学的な研究は、確立したものとしては見当たりません。当サイトでは、歴史ある文化として、また自己理解のきっかけとして紹介しています。

Q. 記事の実例(Aさん・Bさん)は、実在の人物ですか?

A. いいえ。説明のために設定した架空の人物で、星や宮の結果は、当サイトのツールで計算した結果です。

Q. 九星気学のツールは無料で使えますか?

A. はい、生年月日を入力するだけで無料で使えます(性別は任意)。入力した内容は、ブラウザ内で計算されます。

あわせて試したい関連の占い

九星気学は、生まれ年から星を読む占いです。星の五行を使って「相性の良い方角・注意したい方角」を見る方位占いや、二人の本命星から相性を読む占いも、あわせて試すと、同じ星の別の顔が見えてきます。

「方位占い」を無料で占う
「九星気学の相性占い」を無料で占う

もっと深く読みたい方へ

同じテーマを、別の角度から掘り下げた記事です。

参考にした資料

本記事は、次の資料を参考に、当サイトの言葉でまとめました(文章の引き写しではありません)。記事中の「Aさん」「Bさん」などの本命星・月命星・傾斜宮は、当サイトの「九星気学」ツールと同じ計算方法で求めた結果です。

鴉番組では、怪談や心霊スポットの取材動画を、カラスチャンネル(YouTube)で公開しています。

鴉番組

監修者:Ms.M

所属:鴉番組

研究した占術:西洋占星術・四柱推命・九星気学・タロット・ルーン・手相人相・姓名判断・数秘術・風水・インド占星術/紫微斗数・陰陽道・霊視霊感など12種以上

個別鑑定:お問い合わせより予約制
(現在数年先まで予約でいっぱいです)

あなたが一番怖いと思う記事は?

この記事が一番怖いと思ったら、下のボタンを押してください。サイト全体で1票、あとから別の記事に変更もできます。

この記事はいかがでしたか?

お気に入り登録すると、マイページから登録した記事をまとめて確認できます。

無料会員登録はこちらから

投稿募集中

この記事のような体験、他にもありませんか。あなたの実話怪談を投稿できます。内容を確認のうえ掲載します。

投稿する ↗

コメント

コメントを書く

あなたにおすすめ怪談記事
干支(十二支)とは何か ― なぜ12の動物が生まれ年を表すのか、由来の諸説と「守り本尊」までやさしく解説
占い 2026.10.13

干支(十二支)とは何か ― なぜ12の動物が生まれ年を表すのか、由来の諸説と「守り本尊」までやさしく解説

十二支・干支とは何かを、初めての方にもやさしく解説。子丑寅卯の由来、なぜ動物が当てられたのか、神様の元へ急ぐ昔話、時刻や方位との関係、生まれ年の守り本尊、当サイトのツールの見方まで、諸説あることも明記しながら独自の考察を添えてまとめました。

↗
俗信・前兆とは何か ― 人はなぜ、小さな言い伝えに祈りと恐れを託してきたのか
占い 2026.10.14

俗信・前兆とは何か ― 人はなぜ、小さな言い伝えに祈りと恐れを託してきたのか

俗信・前兆とは何かを、初めての方にもやさしく解説。夜の爪切りや北枕、くしゃみ、友引など身近な言い伝えの由来の諸説、柳田國男に始まる民俗学の研究、当サイトの俗信・前兆辞典の使い方と実例、言い伝えに込められた祈りを読む独自の考察をまとめました。

↗
開運日とは何か ― 天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日は、いつ、誰が「良い日」と決めたのか
占い 2026.10.02

開運日とは何か ― 天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日は、いつ、誰が「良い日」と決めたのか

開運日(天赦日・一粒万倍日・寅の日・巳の日)とは何かを、初めての方にもやさしく解説。暦注の歴史(具注暦・貞享暦・明治の改暦)、各開運日の由来と資料による違い、2026年の実例、当サイトの結果画面の見方を、独自の考察とともに詳しくまとめました。

↗
最新怪談記事
ENGLISH