◎ 吉夢 言い伝えでは吉とされる夢
溜まった感情の浄化を表す吉夢とされることが多い。思い切り泣く夢は、悩みが解消する兆し。
心理学から見ると
夢の中で泣くのは、起きている間に出し切れなかった感情を、夢が代わりに流している状態と考えられます。レム睡眠には昼間の感情の角を丸める働きがあるとする説もあり、目覚めてすっきりしていれば心の整理が進んだ証と読めます。人前で泣いたのか、ひとりで泣いたのかも大切で、人前なら「分かってほしい」、ひとりなら「弱さを見せられない」気持ちが強いのかもしれません。
言い伝えと歴史
日本の夢占いでは、泣く夢は悩みが晴れる吉夢で、声を上げて泣くほど吉が大きいとされます。赤ちゃんを泣かせて健やかな成長を願う「泣き相撲」が各地の神社で行われるように、泣き声は邪気を払い命を強くするものとも考えられてきました。かつては葬儀で遺族に代わって泣く「泣き女」の習わしが地域によってあったとされ、涙は人の心を次へ送る儀礼でもありました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、泣く夢は「心の雨」であり、同時に誰かの代わりに流す涙でもあります。泣き女が遺族の悲しみを引き受けたように、夢の中のあなたは、現実では泣けなかった過去の自分の分まで泣いているのかもしれません。何が悲しかったのか思い出せない涙ほど、古い悲しみが静かに出口を見つけた印。目覚めたあとに残る少しの寂しさも、その弔いの一部です。
当サイトの見方:もう一歩深く
泣く夢には、自分が泣く場面だけでなく、誰かが泣いているのをそばで見ている場面もあります。当サイトの見方では、身近な人が泣いている夢は、その人の悲しみを感じ取っているというより、自分自身の中にある泣けない気持ちを、相手の姿に映して見ている場合が多いと読めます。夢の中で泣いている人に声をかけられたなら、自分の悲しみにも少しずつ寄り添える準備ができている印でしょう。また、幼い頃の自分が泣いている姿を見る夢もあります。これは推察ですが、それは子どもの頃にきちんと受け止めてもらえなかった気持ちが、大人になった今のあなたに慰めてほしいと訴えているのかもしれません。目が覚めたら実際に涙が流れていた、という経験をする人も少なくありません。夢と体がつながり、心の中の重みがそのまま外へ流れ出た瞬間です。そんな朝は無理に理由を探さず、温かい飲み物を飲んで、泣けた自分をそっと認めてあげてください。
目覚めた朝にできること
泣けた自分をほめてください。何に泣いていたかを思い出せたら一行だけメモを。現実でも涙が出そうなときは、我慢しなくて大丈夫です。
こんな場面なら
- ◎吉 その気持ちを受け止めている……心が整理されつつある
- ▲注意 気持ちに押しつぶされる……現実でもためこんでいるサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 泣く夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは吉とされる夢。溜まった感情の浄化を表す吉夢とされることが多い。思い切り泣く夢は、悩みが解消する兆し。
Q. 泣く夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 泣く夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 泣けた自分をほめてください。何に泣いていたかを思い出せたら一行だけメモを。現実でも涙が出そうなときは、我慢しなくて大丈夫です。
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