▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
自分に自信が持てない気持ちや、大切なものを失う不安の表れとされる。
心理学から見ると
嫉妬の夢は、自分に自信が持てない気持ちや、大切なものを失う不安の表れと読めます。同時に、誰かを羨ましく感じるのは、その人が持つものを自分も欲しいという願いの裏返しでもあります。ユング心理学でいう「影」、つまり認めたくない自分の欲求と向き合う夢とも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の昔話や芸能には、嫉妬に狂った女性が鬼や蛇に変わる話がいくつも残っています。能の般若の面は、嫉妬と恨みに苦しむ女性の顔を表すとされます。夢占いでは、嫉妬する夢は逆夢として人間関係が安定する兆し、嫉妬される夢は自分の評価が上がっている暗示と読まれることがあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、嫉妬の夢は「誰に嫉妬したか」が道しるべです。その相手が持っているものこそ、あなたが本当に欲しいものの手がかりになります。般若の面は恐ろしい顔でありながら、どこか泣いているようにも見えます。嫉妬の奥には怒りだけでなく、深い悲しみや寂しさが隠れていることが多いのです。嫉妬を責めるより、その奥の悲しみに気づくことが大切だと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
嫉妬のことを「やきもち」とも言うのは、「妬く」と「焼く」をかけた言葉遊びから生まれたとされます。ぷくっとふくらむ焼き餅の姿に、胸の内でふくれあがる気持ちを重ねたのでしょう。嫉妬は胸が焼けるように熱くなったり、胃がきゅっと縮んだりと、体で感じることの多い感情でもあります。当サイトの見方では、この夢は「どんな関係の相手に嫉妬したか」で心の課題が見えてきます。兄弟姉妹なら、子どもの頃に親の愛情を分け合った記憶がまだ心に残っているのかもしれません。親しい友人や同僚なら、近い立場だからこそ比べてしまう苦しさ。会ったこともない人への嫉妬なら、特定の誰かではなく「こうありたい自分」との距離に焦っている状態とも読めます。これは推察ですが、夢の中で嫉妬をはっきり口にできた人は、現実では気持ちを飲み込みがちな人なのかもしれません。夢が代わりに言ってくれたのだと受け止めれば、目覚めたあとの胸のつかえも少し軽くなると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
嫉妬した相手の「何が」羨ましかったのかを一言で書き出してください。それを自分が手に入れるための、小さな一歩を一つ考えてみましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 その気持ちを受け止めている……心が整理されつつある
- ▲注意 気持ちに押しつぶされる……現実でもためこんでいるサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 嫉妬の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。自分に自信が持てない気持ちや、大切なものを失う不安の表れとされる。
Q. 嫉妬の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 嫉妬の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 嫉妬した相手の「何が」羨ましかったのかを一言で書き出してください。それを自分が手に入れるための、小さな一歩を一つ考えてみましょう。
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