○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
溜まった悲しみを夢の中で流している浄化の夢とされる。起きたらすっきりしていることが多い。
心理学から見ると
悲しい夢は、起きている間に十分に悲しめなかった気持ちを、夢の中で流している状態と読めます。睡眠には感情を伴う記憶を整理する働きがあるとされ、泣いて目覚めた後に心が軽くなるのは、その整理が進んだ印とも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の夢占いでは、泣く夢や悲しい夢は逆夢として、嬉しい出来事が近い吉夢と読まれることが多いとされます。涙が悪いものを洗い流すという考えも昔からあり、悲しみを夢で流すことは、心の禊のようなものと受け取られてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、悲しい夢は「涙が出たかどうか」で読み分けます。夢の中で思い切り泣けたなら、心は悲しみを受け入れ、前へ進む準備ができています。悲しいのに涙が出なかったなら、まだ泣くことを自分に許せていない状態。大人になるほど人前で泣けなくなります。夢はあなたが泣ける唯一の場所になっているのかもしれないと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
悲しい夢の中には、何が悲しいのか自分でも分からないまま、ただ胸が締めつけられていた、というものもあります。誰かを失ったわけでも、ひどいことを言われたわけでもないのに、目覚めると頬が濡れている。こうした夢は、理由のはっきりした悲しみより、かえって心に残りやすいものです。当サイトの見方では、理由の分からない悲しみの夢は、日々の小さな我慢や寂しさが、一つの出来事としてではなく、気分そのものとして積もっている状態と読めます。夢の中で誰かが黙って背中をさすってくれていたなら、理由を説明しなくても受け止めてくれる存在を求めている心。逆に、泣いている誰かを自分が慰めていた夢は、自分の悲しみを他人の姿に置き換えて、ようやく向き合えている状態かもしれません。これは推察ですが、夕暮れや雨の景色ばかりが続く悲しい夢は、何かが終わっていくことへの寂しさを、心が景色の色で表しているのではないかと考えます。理由が分からなくても、悲しかったという気持ちを否定しなくてよいのです。
目覚めた朝にできること
悲しかった場面を思い出し、その気持ちに名前をつけてみてください。泣ける映画を見たり、信頼できる人に話したりして、涙を流す時間をつくるのもよいでしょう。
こんな場面なら
- ◎吉 その気持ちを受け止めている……心が整理されつつある
- ▲注意 気持ちに押しつぶされる……現実でもためこんでいるサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 悲しい夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。溜まった悲しみを夢の中で流している浄化の夢とされる。起きたらすっきりしていることが多い。
Q. 悲しい夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 悲しい夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 悲しかった場面を思い出し、その気持ちに名前をつけてみてください。泣ける映画を見たり、信頼できる人に話したりして、涙を流す時間をつくるのもよいでしょう。
あわせて読みたい夢の読み物
「感情・心の状態」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。