○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
知恵や経験、導きの象徴。優しい老人は助言者の出現を示すとされる。
心理学から見ると
夢の老人は、経験に裏打ちされた知恵や、自分を導いてくれる存在を求める気持ちを映すと読めます。ユングは、困難な場面で助言を与える「老賢者」を代表的な元型の一つに挙げました。一方で、自分が老いる夢は、時間の限りや体力の衰えへの不安の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の昔話や芸能には、神の化身としての翁がしばしば登場します。能の「翁」は天下泰平を祈る特別な演目とされ、白髪の老人は神聖さや長寿の象徴でした。夢占いでも、穏やかな老人が現れる夢は、助言者の出現や物事の好転を示す吉夢とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、老人の夢は「その老人が何かを渡してくれたか」で意味が分かれます。道具や言葉を受け取ったなら、答えはもうあなたの中にあります。何も言わずに去っていったなら、自分で考える時期。夢の老人の顔が、年を重ねた自分に似ていたなら、未来のあなたが今のあなたを案じているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
年を重ねた人の手には、長年の仕事や暮らしの跡が刻まれています。畑仕事をしてきた人の節くれだった指、針仕事を続けた人の器用な指先など、老人の姿にはその人だけの時間が宿っています。当サイトの見方では、老人の夢では顔よりも「手や背中など、体のどこが印象に残ったか」に注目すると読みが深まります。曲がった背中が目に残ったなら、あなたが今、長く背負ってきた責任の重さを感じている時期かもしれません。しわだらけの手が温かかったなら、経験を重ねること自体を心が肯定しています。また、夢の老人が杖をついてゆっくり歩いていたのに、あなたが追いつけなかったという場面は、焦って先を急ぐより、遅く見える歩みの方が確かだと心が伝えていると読めます。これは推察ですが、亡くなった祖父母に似た老人が出てくる夢は、その人から受け継いだ口癖や習慣を、今の自分が無意識のうちに頼りにしている表れとも考えられます。
目覚めた朝にできること
身近な年長者に、今の悩みについて一つだけ意見を聞いてみてください。聞く相手がいなければ、十年後の自分が今の自分に何と言うかを書いてみましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 仲良くしている……関係の安定、または仲良くしたい願い
- ケンカ・別れ……逆夢として、かえって絆が深まる兆しと読まれることが多い
- ▲注意 相手が知らない顔をする……その人との距離や、自分の自信のなさを映す
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 老人の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。知恵や経験、導きの象徴。優しい老人は助言者の出現を示すとされる。
Q. 老人の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 老人の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 身近な年長者に、今の悩みについて一つだけ意見を聞いてみてください。聞く相手がいなければ、十年後の自分が今の自分に何と言うかを書いてみましょう。
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