▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
強い怒りや恨み、罪悪感が形になった夢とされる。自分に向けられた感情か、自分が抱えている感情かを見極めて。
心理学から見ると
悪霊や怨霊の夢は、強い怒りや恨み、罪悪感など、自分では認めたくない感情が形になって現れたものと読めます。ユング心理学でいう「影」、つまり自分の中の受け入れがたい部分が、恐ろしい存在として立ち現れるとも考えられます。誰に向けられた怒りなのかを見極めることが大切です。
言い伝えと歴史
日本には、非業の死を遂げた人の霊が祟りをなすと恐れ、その霊を神として祀って鎮める御霊信仰があります。菅原道真、平将門、崇徳院は「日本三大怨霊」と呼ばれ、道真は後に学問の神として天満宮に祀られました。怨霊を退けるのではなく、祀って敬うことで守り神に変えたところに、日本の信仰の特徴があります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、怨霊の夢は「その怒りが誰に向いていたか」で読み分けられます。自分が襲われていたなら、誰かから向けられた悪意を恐れているか、自分を責める気持ちが強すぎる印。怨霊の姿が自分に似ていた、あるいは自分が誰かを呪っていたなら、飲み込んできた怒りが限界に来ています。道真が学問の神になったように、怒りも向き合い方次第で力に変わると考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
怨霊の言い伝えをたどると、その多くに「理不尽な扱いを受けた」という出来事が先にあります。無実の罪を着せられた、居場所を奪われた、言い分を聞いてもらえなかった。怒りや恨みは突然わき上がるものではなく、分かってもらえなかった思いが長い時間をかけて積み重なった結果として語られてきました。後の人々がその霊を手厚く祀ったのは、恐れからだけでなく、その無念に耳を傾けようとした気持ちの表れでもあったのかもしれません。当サイトの見方では、悪霊・怨霊の夢を見る人は、誰にも聞いてもらえなかった思いや、消化しきれない理不尽さを、心の奥に抱えていることが多いように思います。これは推察ですが、怨霊の話を夢の中で最後まで聞いてあげていた夢は、自分の中の傷ついた部分に、ようやく向き合う準備ができた表れでしょう。怨霊がこちらを恨む理由が分からなかった夢なら、身に覚えのない誤解や、相手の一方的な感情に巻き込まれている不安かもしれません。怒りは祀り方次第で守りにもなると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
今日は、怒りや悔しさを感じていることを紙に正直に書き出し、読み返さずに破って捨ててください。体を動かして汗をかくのも、溜まった感情を外に出す助けになります。
こんな場面なら
- ◎吉 静かに見守っている……守られている、または伝えたいことがあるという知らせ
- ▲注意 追ってくる・襲ってくる……向き合っていない不安や疲れの形。現実では休息を
- 言葉をかけてくる……言葉の中身がそのままお告げ。覚えている言葉を書き留めて
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 悪霊・怨霊の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。強い怒りや恨み、罪悪感が形になった夢とされる。自分に向けられた感情か、自分が抱えている感情かを見極めて。
Q. 悪霊・怨霊の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 悪霊・怨霊の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は、怒りや悔しさを感じていることを紙に正直に書き出し、読み返さずに破って捨ててください。体を動かして汗をかくのも、溜まった感情を外に出す助けになります。
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