▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
自分を外から眺めたい気持ちや、現実から少し離れたい疲れの表れとされる。
心理学から見ると
自分の体を外から眺める幽体離脱の夢は、現実から少し距離を置きたい疲れや、自分を客観的に見たい気持ちの表れと読めます。睡眠と覚醒の境目で起こる金縛りの際に、体から抜け出すような感覚を覚える人がいることが知られており、脳の働きとの関係も研究されています。
言い伝えと歴史
日本には古くから、魂が体から抜け出して離れた場所に現れるという考え方があり、強い思いを抱いた人の魂がさまよい出る生霊の話は『源氏物語』にも描かれています。江戸時代には、自分の分身が現れる現象を「離魂病」と呼んだ記録も残ります。魂が体を離れる体験は、恐れと好奇心の両方をかき立ててきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、幽体離脱の夢は「上から見た自分がどんな様子だったか」が鍵です。眠っている自分が穏やかに見えたなら、心が休息を必要としていると素直に認められている印。疲れ切った自分、泣いている自分を見下ろしていたなら、自分の苦しさを他人事のように扱い続けてきたのかもしれません。戻れなくなる不安を感じたなら、現実とのつながりを取り戻すことが先決です。
当サイトの見方:もう一歩深く
幽体離脱の夢では、天井のあたりから眠っている自分を見下ろしたり、部屋の中をふわふわと漂ったりする感覚がよく語られます。体は布団の上にあるのに、意識だけが少し離れた場所にある。その不思議な感覚は、眠りと目覚めの境目で、体が動かないのに意識ははっきりしている状態のときに起こりやすいとも言われます。また、強い緊張や疲れが続いた時期に、現実感が薄れて、自分のことなのにどこか遠くの出来事のように感じた経験を持つ人もいるでしょう。当サイトの見方では、幽体離脱の夢を見る人は、自分の暮らしの中にいながら、心がそこから半歩だけ離れて休もうとしていることが多いように思います。これは推察ですが、漂いながら知らない場所や会いたい人のもとへ向かった夢は、今の環境では満たされない思いが、自由に動ける形を求めている表れでしょう。体に戻ろうとしても戻れなかった夢は、気を張り続けた疲れのサインかもしれません。そうした感覚が日中も続くときは、医療機関に相談してください。
目覚めた朝にできること
朝、足の裏で床をしっかり踏みしめ、手のひらを温かい飲み物で温めてください。体の感覚を取り戻すことが、心を今ここに戻す近道です。
こんな場面なら
- ◎吉 静かに見守っている……守られている、または伝えたいことがあるという知らせ
- ▲注意 追ってくる・襲ってくる……向き合っていない不安や疲れの形。現実では休息を
- 言葉をかけてくる……言葉の中身がそのままお告げ。覚えている言葉を書き留めて
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 幽体離脱の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。自分を外から眺めたい気持ちや、現実から少し離れたい疲れの表れとされる。
Q. 幽体離脱の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 幽体離脱の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 朝、足の裏で床をしっかり踏みしめ、手のひらを温かい飲み物で温めてください。体の感覚を取り戻すことが、心を今ここに戻す近道です。
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