◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
思いがけないチャンスや才能に気づく兆しとされる。お金を拾う夢は、逆に出費への注意と読まれることもある。
心理学から見ると
物を拾う夢は、まだ気づいていなかった可能性や才能に目が向き始めている状態と読めます。道端のものに手を伸ばす動作は、目の前の小さな機会をつかもうとする心の姿勢の表れとも考えられます。拾った物が自分にとって役立つ物だったかどうかが、その機会の質を示します。
言い伝えと歴史
日本の夢占いでは、お金を拾う夢はかえって出費の暗示と読まれることがあります。また、落ちている櫛は「苦」「死」に通じるとして拾うのを避ける俗信が各地にありました。拾う物には前の持ち主の思いが残るとされ、何でも拾ってよいわけではなかったのです。
当サイトの考察
当サイトの見方では、拾った物が「誰かの落とし物」だと感じたかどうかが分かれ目です。持ち主のいる物を拾ったなら、他人の期待や役割を引き受けようとしているのかもしれません。最初から自分のためにそこにあったと感じたなら、ずっと探していたものがようやく手元に来た印とも読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
拾い物の夢では、拾った物をそのあとどうしたかにも気持ちが表れます。日本では、落とし物を交番に届ける習慣が広く根づいていて、財布が持ち主の元へ戻ってくることも珍しくないと言われます。当サイトの見方では、夢の中で拾った物を届けに行ったなら、目の前の幸運より、人との信頼や自分の誠実さを大切にしたい気持ちの表れです。反対に、こっそり持ち帰ってしまった夢は、思いがけず手に入れた立場や評価に、どこか後ろめたさを感じている状態とも読めます。誰かに見られていないかと周りを気にしていたなら、その後ろめたさはかなり強いのかもしれません。また、拾った物がとても古い物だったなら、忘れていた過去の自分の興味や才能を拾い直している時期とも考えられます。これは推察ですが、拾い物の夢を見る人は、日々の小さな変化によく気づく、注意深い人であることが多いのでしょう。夢の拾い物は、その細やかな目に向けられた小さなご褒美です。
目覚めた朝にできること
今日は「最近ふと気になったこと」を一つメモに残してください。夢で拾った物のように、小さなきっかけほど後で意味を持つことがあります。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 物を拾う夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。思いがけないチャンスや才能に気づく兆しとされる。お金を拾う夢は、逆に出費への注意と読まれることもある。
Q. 物を拾う夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 物を拾う夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は「最近ふと気になったこと」を一つメモに残してください。夢で拾った物のように、小さなきっかけほど後で意味を持つことがあります。
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