▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
大切な何かを失う不安や、手放すべきものがあるサインとされる。なくした物が何かに意味がある。
心理学から見ると
物をなくす夢は、大切な何かを失うことへの不安を映すと読めます。フロイトは、日常の物忘れや置き忘れの裏に無意識の意図が隠れていることがあると考えました。夢の中でなくした物に、実は手放したい気持ちや、もう役目を終えたものが重なっている場合もあると考えられます。
言い伝えと歴史
日本の夢占いでは、財布などの大切な物をなくす夢を逆夢とし、かえって得をする兆しと読むことがあります。また、物には持ち主の思いが宿るとする考え方も根強く、長く使った道具を供養する針供養や人形供養の習わしが今も続いています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、物をなくす夢は「なくしたと気づいた時の気持ち」で読み分けます。青ざめて必死に探したなら、今それを失うことを本気で恐れています。どこかほっとしたなら、その物が象徴する役割や関係から、心はもう離れる準備をしているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
今の時代、物をなくす夢でいちばん多いのは、スマートフォンや財布、家の鍵かもしれません。どれも一日に何度も手に取り、なくすと暮らしがすぐに止まってしまう物です。当サイトの見方では、スマートフォンをなくす夢は、人とのつながりや情報から切り離される不安と同時に、本当は少しのあいだ連絡から離れたいという、口にしにくい願いを映していることもあります。また、なくした物を見知らぬ誰かが持っていた夢は、自分の大切なものや手柄が、知らないうちに他人のものとして扱われている悔しさの表れとも読めます。さらに、なくしたことに気づいているのに、周りに「なくした」と言い出せなかった夢もあります。これは推察ですが、それは失敗を責められるのが怖くて、困っていることを人に打ち明けられない今の気持ちと重なっているのかもしれません。なくした物が何だったかとあわせて、そのとき誰に助けを求められたかを思い出してみてください。
目覚めた朝にできること
夢でなくした物が何を象徴しているかを考え、現実でそれに当たるものを一度ていねいに扱ってみてください。鍵なら住まい、携帯なら人とのつながりかもしれません。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 物をなくす夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。大切な何かを失う不安や、手放すべきものがあるサインとされる。なくした物が何かに意味がある。
Q. 物をなくす夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 物をなくす夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 夢でなくした物が何を象徴しているかを考え、現実でそれに当たるものを一度ていねいに扱ってみてください。鍵なら住まい、携帯なら人とのつながりかもしれません。
あわせて読みたい夢の読み物
「行動・出来事」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。