▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
人生の決断や進む方向への迷いを映すとされる夢。今の生き方や選んだ道を、一度立ち止まって見つめ直す時期のサインとも言われる。
心理学から見ると
道に迷う夢は、人生の選択や方向についての迷いを映します。地図があるのに読めない夢なら情報はあるのに決められない状態、スマホの電池が切れる夢なら頼りにしていた手段を失う不安と読めます。知らない町で迷ったなら新しい環境への戸惑い、よく知る町なのに迷ったなら、慣れた生活の中で自分の立ち位置が分からなくなっている状態とも考えられます。
言い伝えと歴史
日本では山や森で道に迷うことを「狐に化かされる」「神隠し」と言い表し、人ならざるものの領域に入り込んだ印とされてきました。柳田國男の『遠野物語』(1910年)には、山中で迷い込んだ無人の立派な屋敷「マヨイガ」の話があり、そこから器などを持ち帰った者は富を得るとも語られます。迷うことは恐ろしいだけでなく、幸運への入り口でもありました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、迷子の夢は「予定通りの道では手に入らないもの」を探している心の表れです。マヨイガは探して見つかる場所ではなく、迷ったときにだけ現れます。夢の中で不安だったなら、今の道が本当に自分の道か確かめたい時期。見知らぬ道なのにどこか懐かしかったなら、忘れていた願いにもう一度出会おうとしているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
今はスマートフォンの地図があれば、知らない町でもほとんど迷わずに歩けます。それだけに、夢の中で道に迷うと、現実以上に心細く感じるのかもしれません。子どもの頃、デパートや祭りの人混みで親の手を離してしまい、急に世界が大きく見えた記憶を持つ人もいるでしょう。迷子の怖さは、道が分からないことより「自分を探してくれる人がいるか分からない」ことにあります。当サイトの見方では、迷う夢は、誰かとはぐれた夢なのか、最初から一人だったのかで意味が分かれます。一緒にいた人とはぐれたなら、その人との関係や歩調のずれへの不安。最初から一人で歩いていたなら、自分で選んだ道への迷いです。夢の中で人に道を尋ねられたなら、助けを求める力がまだ残っている印。誰にも尋ねられず歩き続けた夢は、頼ることへのためらいが強い時期と読めます。これは推察ですが、迷った末に知っている場所へたどり着いた夢は、遠回りも含めて今の道が自分の道だと、心が受け入れ始めた知らせなのかもしれません。
目覚めた朝にできること
「本当はどうしたいか」を三つ書き出し、いちばん心が軽くなるものに丸をつけてください。帰り道を一本だけ変えて歩くのもおすすめです。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 迷子になる夢・道に迷う夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。人生の決断や進む方向への迷いを映すとされる夢。今の生き方や選んだ道を、一度立ち止まって見つめ直す時期のサインとも言われる。
Q. 迷子になる夢・道に迷う夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 迷子になる夢・道に迷う夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 「本当はどうしたいか」を三つ書き出し、いちばん心が軽くなるものに丸をつけてください。帰り道を一本だけ変えて歩くのもおすすめです。
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