◎ 吉夢 言い伝えでは吉とされる夢
怖い夢だが、古い自分や関係が終わり、生まれ変わることを意味する再生の夢とされることが多い。
心理学から見ると
殺す・殺される夢は強い不快感を残しますが、心理学では現実の願望や予知ではなく、古いものを終わらせる変化の象徴と読まれます。ユングは自伝の中で、英雄ジークフリートを撃ち殺す夢を見て、それを自分が理想としてきた英雄的な態度を手放す必要の表れと受け止めたと語っています。殺したのが英雄か怪物かで、終わらせたいものの性質が見えてきます。
言い伝えと歴史
日本の夢占いでも、殺す夢は物事の決着や運気の転換を示す吉夢とされることが多く、殺される夢は逆夢として生まれ変わりの兆しと読まれます。昔話や神話でも、スサノオがヤマタノオロチを退治してクシナダヒメを救う話のように、恐ろしいものを倒す場面は災いを断ち切り、新しい秩序が生まれる転機として語られてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、この夢で相手の顔がはっきりしていたかが大切です。知っている人なら、その人との関係のある部分を終わらせたい気持ち。顔のない相手なら、それはあなた自身の中の何か、手放したい癖や、もう要らない役割です。ユングが殺したのが憧れの英雄だったように、私たちが夢で手にかけるのは、しばしば長く大切にしてきた理想の自分なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
この夢を見た朝、多くの人がまず感じるのは恐怖よりも、「自分はこんなことを考えていたのだろうか」という後ろめたさかもしれません。けれど夢の中の暴力は、ふだん争いを避け、怒りをなかなか表に出さない穏やかな人ほど見やすいとも言われます。昼間に押さえ込んだ強い気持ちが、夜になって極端な形を借りて出てくるのです。当サイトの見方では、殺される夢で「倒れたあとも夢が続いたか」が大きな分かれ目になります。倒れた自分を少し高いところから眺めていたなら、今の役割や暮らし方を外から見直そうとしている心の動き。その瞬間に目が覚めたなら、変化はまだ途中で、終わらせる準備が整っていないのかもしれません。これは推察ですが、ミステリー小説や刑事ドラマを夢中で見た夜にこの夢を見る人も多く、物語の緊張が眠りの中で続きを演じている場合もあります。どちらにしても、夢の中の行いで自分の人柄を裁く必要はありません。
目覚めた朝にできること
夢の中で感じた怒りや恐れを、そのまま言葉にして書き出してください。そのうえで、もう手放してよい役割や癖を一つだけ選んでみましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 殺す・殺される夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは吉とされる夢。怖い夢だが、古い自分や関係が終わり、生まれ変わることを意味する再生の夢とされることが多い。
Q. 殺す・殺される夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 殺す・殺される夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 夢の中で感じた怒りや恐れを、そのまま言葉にして書き出してください。そのうえで、もう手放してよい役割や癖を一つだけ選んでみましょう。
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