○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
冥界から妻を連れ戻す途中で振り返ってしまった詩人。過去に未練を残さず前を向けという合図。
心理学から見ると
亡くした人を取り戻そうとする夢は、心理学的には、喪失をまだ受け入れきれていない気持ちや、過去への強い未練を映すと読めます。振り返ってしまう場面が印象的だったなら、前へ進むことへのためらいや、確かめずにはいられない不安の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
ギリシャ神話のオルフェウスは、竪琴の名手で、亡くなった妻エウリュディケを取り戻すため冥界へ下りました。地上に着くまで振り返らないという約束で許されましたが、出口の直前で振り返り、妻は再び闇へ消えたと語られます。日本神話にも、イザナギが黄泉の国で妻イザナミの姿を見てしまい、逃げ帰る話がよく似た形で伝わっています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、オルフェウスが振り返ったのは、愛が足りなかったからではなく、愛が深すぎて「本当にいるのか」を確かめずにいられなかったからだと考えます。夢で振り返ってしまったなら、あなたは大切なものを信じ切れない不安を抱えています。振り返らずに歩けたなら、後ろにある思い出を信じて前へ進める時期です。
当サイトの見方:もう一歩深く
オルフェウスの竪琴は、獣をおとなしくさせ、木や石さえも動かしたと語られます。冥界の王ハデスの心を動かしたのも、武器や取引ではなく、悲しみを込めた歌でした。神話の最後で彼が命を落とした後も、その首は歌い続けながら川を流れていったという伝承さえ残っています。言葉にならない思いを音楽に託す力は、死さえも越えると信じられていたのでしょう。当サイトの見方では、オルフェウスの夢を見る人は、大切な人や過ぎた時間を失った悲しみを、まだ言葉にできずにいることが多いようです。夢の中で誰かのために歌ったり楽器を弾いたりしていたなら、心は悲しみを形にして外へ出す方法を探している状態。暗い場所に響く音楽を聞いていたなら、過去と向き合う準備が少しずつ整ってきた印です。後ろから誰かの足音がついてくる気配があったなら、失ったものは消えたのではなく、あなたの中で今も一緒に歩いているのかもしれません。これは推察ですが、歌は振り返らずに思い出を連れていくための方法なのだと考えます。
目覚めた朝にできること
思い出の品を一つ手に取り、感謝の言葉をかけてから元の場所に戻してください。過去を大切にしつつ、今日の予定に目を向ける区切りになります。
こんな場面なら
- ◎吉 拝む・お参りする……心を整えたい気持ち。願いが届く兆しとされる
- 神仏から言葉をもらう……最も強い「お告げ」とされる夢。言葉を大切に
- ▲注意 神仏が怒っている・背を向ける……自分の行いを見直したいという心の声
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. オルフェウスの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。冥界から妻を連れ戻す途中で振り返ってしまった詩人。過去に未練を残さず前を向けという合図。
Q. オルフェウスの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. オルフェウスの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 思い出の品を一つ手に取り、感謝の言葉をかけてから元の場所に戻してください。過去を大切にしつつ、今日の予定に目を向ける区切りになります。
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