○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
あらゆる災いが飛び出したあとに希望だけが残った箱。困難の中にも希望がある象徴。
心理学から見ると
開けてはいけない箱の夢は、心理学的には、好奇心と恐れのせめぎ合い、あるいは触れてはいけない秘密への関心を映すと読めます。すでに箱を開けてしまった夢は、取り返しのつかない出来事への後悔や不安の表れとも考えられます。最後に何が残ったかが、心の回復力を示す手がかりになります。
言い伝えと歴史
ギリシャの詩人ヘシオドスは、神々に贈られた最初の女性パンドラが容れ物を開けてしまい、病や苦しみが世に広まったと語りました。中に残ったのは「希望」だけだったとされます。もとは箱ではなく大きな壺で、後世の翻訳で「箱」として広まったとも言われています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、パンドラの物語で見落とされがちなのは、希望が「閉じ込められたまま」残ったことです。希望は飛び出して勝手に広がるものではなく、自分でふたを開け直して取り出すものなのかもしれません。夢の箱から災いが出てきたなら、今の困難をまず認める時。箱の底に光を見たなら、あなたはすでに希望に手を伸ばしていると考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
名前の「パンドラ」は「すべての贈り物」を意味するとされ、神々がそれぞれ美しさや言葉の才などを与えて作り上げた女性だと語られます。彼女を妻に迎えたのは、先を見通す兄プロメテウスから「神々の贈り物を受け取るな」と忠告されていた弟エピメテウスでした。災いの始まりは、一人の好奇心だけでなく、忠告を聞き流した周りの者の油断とも絡み合っていたのです。当サイトの見方では、パンドラの箱の夢を見る人は、開けてはいけないと分かっていることに心惹かれていたり、すでに開けてしまったことに罪悪感を抱いていたりすることが多いようです。誰かから箱を手渡されたなら、受け取った頼まれごとや秘密の重さに戸惑っている状態。開けずに見つめ続けていたなら、知りたい気持ちと知る怖さの間で立ち止まっているのでしょう。開けた後、そばに誰かがいてくれたなら、どんな結果も一人で背負わなくてよいという知らせです。これは推察ですが、この夢は好奇心を責めるのではなく、開けた後の自分を信じよと告げているのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今抱えている心配事を書き出したあと、その最後に「それでも楽しみなこと」を一つだけ書き加えてください。
こんな場面なら
- ◎吉 拝む・お参りする……心を整えたい気持ち。願いが届く兆しとされる
- 神仏から言葉をもらう……最も強い「お告げ」とされる夢。言葉を大切に
- ▲注意 神仏が怒っている・背を向ける……自分の行いを見直したいという心の声
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. パンドラの箱の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。あらゆる災いが飛び出したあとに希望だけが残った箱。困難の中にも希望がある象徴。
Q. パンドラの箱の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. パンドラの箱の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今抱えている心配事を書き出したあと、その最後に「それでも楽しみなこと」を一つだけ書き加えてください。
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