◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
人を思い通りにしたい気持ちや、隠れた敵意・嫉妬の表れ。黒魔術に打ち勝つ夢は吉、かけられる夢は人間関係の悪意への注意。
心理学から見ると
黒魔術の夢は、誰かを思い通りに動かしたい、あるいは傷つけたいという、ふだん認めにくい感情が表に出たものと読めます。ユングの言う「影」の典型で、自分が使っていたなら抑えた怒りや嫉妬、かけられていたなら周囲からの見えない圧力を感じている状態と考えられます。
言い伝えと歴史
ヨーロッパでは、人を害する魔術と、癒やしや守りのための魔術を分けて考える見方があり、近世の魔女狩りでは害をなす魔術への恐れが多くの人を巻き込みました。日本でも、丑の刻に人形に釘を打つ「丑の刻参り」のように、人を呪う術は強く忌まれてきました。夢占いでは、悪意や嫉妬への警告とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、黒魔術の夢は「言葉にできなかった怒り」の置き場所です。呪文を唱えていた相手が誰だったかを思い出してください。その人への不満を飲み込んでいないでしょうか。逆に、術が失敗したり自分に返ってきたりしたなら、心の底では誰も傷つけたくないという良心がしっかり働いている証とも考えられます。
当サイトの見方:もう一歩深く
中世から近世のヨーロッパでは、魔女や黒魔術を使ったとして多くの人が告発され、その中には無実の人々が数多く含まれていたことが知られています。隣人との争いや嫉妬、不作や病気への不安が、誰かを「呪った者」に仕立て上げる噂へと変わっていったのです。黒魔術への恐れは、実際の術よりも、人の心の中の疑いや憎しみから大きく育っていったともいえます。当サイトの見方では、黒魔術の夢は、魔術そのものより、自分の周りに漂う「疑いの空気」に心が反応している夢です。誰かが自分に黒魔術をかけていると夢の中で信じこんでいた場合は、現実の人間関係の中で、言葉にできない警戒心が高まっている状態。自分が黒魔術の本を手にして迷っていた夢は、誰かへの怒りや嫉妬を、どう扱えばよいか分からずにいる印でしょう。これは推察ですが、無実なのに魔術を使ったと責められていた夢は、身に覚えのない誤解や噂に、心が傷ついていることを示していると当サイトは考えます。その本を閉じて手放した夢なら、負の感情を自分の手で鎮める力が戻ってきているのかもしれません。
目覚めた朝にできること
今日は、飲み込んでいる不満を一つ、誰にも見せない紙に正直に書いてから破って捨ててみてください。言葉にして手放すことで、心の中の呪いがほどけやすくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 不思議な体験を楽しんでいる……直感が冴えている時期
- ▲注意 怖くて逃げられない……説明のつかない不安に振り回されている
- 自分が不思議な力を使う……眠っている才能や、変わりたい気持ちの表れ
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 黒魔術の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。人を思い通りにしたい気持ちや、隠れた敵意・嫉妬の表れ。黒魔術に打ち勝つ夢は吉、かけられる夢は人間関係の悪意への注意。
Q. 黒魔術の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 黒魔術の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は、飲み込んでいる不満を一つ、誰にも見せない紙に正直に書いてから破って捨ててみてください。言葉にして手放すことで、心の中の呪いがほどけやすくなります。
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