◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
天狗の住む隠れ里に迷い込む夢。日常から離れたい願いや、特別な知恵を得たい気持ち。帰り道が見えれば吉。
心理学から見ると
人の知らない里に迷い込む夢は、今の生活から一時的に離れたい、誰にも見つからない場所で休みたいという気持ちの表れと読めます。そこで何かを教わる夢なら、自分を高めたい、特別な力を身につけたいという願いが映っているとも考えられます。帰れない不安が強い場合は、日常とのつながりが細くなっている印かもしれません。
言い伝えと歴史
日本では、山で行方知れずになった人を天狗のしわざとし、「天狗にさらわれた」と語る話が各地に残ります。戻ってきた人が、空を飛んで遠い土地を見た、山で修行したと語ったという話もあり、江戸時代後期には国学者の平田篤胤が、天狗のもとで過ごしたと語る少年の話を聞き書きしたことが知られています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、天狗の隠れ里は「ここではないどこか」への憧れと、その代償の両方を映します。里で見聞きしたことが楽しかったなら、あなたの中に日常では使われていない才能が眠っている。けれど里の者に引き留められたなら、現実から逃げたい気持ちが強くなりすぎています。帰り道を覚えていたかどうかが、この夢の吉凶の分かれ目です。
当サイトの見方:もう一歩深く
天狗は、山にこもって修行する山伏の装束で描かれることが多く、手には羽団扇を持つ姿でおなじみです。山奥で木が倒れるような音がするのに何も倒れていない「天狗倒し」や、どこからともなく響く笑い声など、山の不思議な音も天狗のしわざとして語られてきました。当サイトの見方では、天狗の隠れ里の夢では、里で何をしていたかが手がかりになります。厳しい修行に励んでいたなら、今の自分を鍛え直し、もっと高みを目指したいという気持ちの表れ。天狗と一緒に空を飛んでいたなら、日々の決まりごとから解き放たれ、物事を高いところから見渡したい願いでしょう。里の宴でもてなされていたなら、心身の疲れが限界に近く、どこか遠くで休みたい思いが強まっているのかもしれません。また、山の中で不思議な音だけを聞いていたなら、まだ形にならない予感や直感に耳を澄ませている状態です。これは推察ですが、羽団扇を授かって帰ってきた夢は、非日常の体験で得たものを、日常の中で生かせる時期が来ていると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
日常から少し離れる時間を、帰る時刻を決めたうえで予定に入れてください。散歩でも一人の喫茶店でも、戻れる寄り道なら心を回復させてくれます。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 天狗の隠れ里の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。天狗の住む隠れ里に迷い込む夢。日常から離れたい願いや、特別な知恵を得たい気持ち。帰り道が見えれば吉。
Q. 天狗の隠れ里の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 天狗の隠れ里の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 日常から少し離れる時間を、帰る時刻を決めたうえで予定に入れてください。散歩でも一人の喫茶店でも、戻れる寄り道なら心を回復させてくれます。
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