◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
抑えこんだ嫉妬や怒り、報われない思いの象徴。鬼女から逃げきる夢は執着を断つ兆し、自分が鬼女になる夢は感情の限界への注意とされる。
心理学から見ると
鬼女の夢は、嫉妬や怒り、報われなかった思いといった、自分でも認めたくない激しい感情の映しと読めます。ユングの言う影が、女性の鬼という姿をとって現れたとも考えられます。追いかけられる夢なら、誰かの強い感情に圧迫されている感覚。自分が鬼女になる夢なら、我慢が限界に近づいている心の叫びとも読めます。
言い伝えと歴史
日本の伝承や芸能では、深い嫉妬や恨みを抱えた女性が鬼に変わる話が繰り返し語られてきました。能の般若の面は、そうした女の怒りと悲しみを一つの顔に刻んだものとされます。また、陸奥の安達ヶ原に住み旅人を襲ったという鬼婆の伝説も広く知られています。多くの話で、鬼女はもともと愛や悲しみを抱えた人間として描かれています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、鬼女の夢で見てほしいのは「鬼女が泣いていたかどうか」です。般若の面が角度によって怒りにも悲しみにも見えるように、鬼女の怒りの底には、たいてい誰にも受け止めてもらえなかった悲しみがあります。夢の鬼女が涙を流していたなら、それはあなたが恐れている誰かではなく、あなた自身の中で長く放っておかれた痛みの姿なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
鬼女の物語は、能や歌舞伎の舞台で長く演じられてきました。そこでは、鬼女はただ恐ろしい存在として退治されるだけでなく、なぜ鬼にならざるを得なかったのかという事情や、残された悲しみが丁寧に描かれることが少なくありません。観客は恐れながらも、どこかでその女性に心を寄せてきたのです。当サイトの見方では、鬼女の夢を見る人は、自分の怒りや嫉妬を「醜いもの」として強く責めながら、本当は誰かにその事情を分かってほしいと願っていることが多いように思います。夢の中で鬼女と向き合い話を聞いていたなら、あなたは自分の激しい感情とも、少しずつ和解できる力を持っている印。鬼女の顔が知っている誰かに似ていたなら、その人との間に、まだ言葉にできていないわだかまりがあるのかもしれません。これは推察ですが、鬼女が最後に人の姿に戻った夢なら、強い感情の嵐を越えて、穏やかな自分に戻れる日が近いとも読めると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
胸の中でくすぶっている感情を、誰にも見せないノートに言葉を選ばず書き出してください。書き終えたら深呼吸を三回して、紙を閉じましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 鬼女の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。抑えこんだ嫉妬や怒り、報われない思いの象徴。鬼女から逃げきる夢は執着を断つ兆し、自分が鬼女になる夢は感情の限界への注意とされる。
Q. 鬼女の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 鬼女の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 胸の中でくすぶっている感情を、誰にも見せないノートに言葉を選ばず書き出してください。書き終えたら深呼吸を三回して、紙を閉じましょう。
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