◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
人を化かす狸の夢。愉快な化かしは緊張をゆるめる吉兆、化かされて迷うなら見かけにだまされぬよう注意とされる。
心理学から見ると
化かされる夢は、見かけと中身が違うものに振り回されている感覚や、自分の判断に自信が持てない状態を映すと読めます。一方で、狸の化け方がどこか間抜けで笑ってしまう夢なら、張りつめた気持ちをほぐしたい心の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
狸は狐と並ぶ化け上手とされ、「狐の七化け、狸の八化け」という言葉もあります。茶釜に化けたまま戻れなくなる「分福茶釜」、四国に伝わる多くの化け狸の伝承、月夜に腹鼓を打つ狸囃子の話など、どこか人間くさく憎めない姿で語られることが多いのが特徴です。
当サイトの考察
当サイトの見方では、狸の化かしは「だます」より「からかう」に近いものです。夢で化かされても腹が立たなかったなら、失敗を笑いに変えられる余裕が戻ってきた印。しっぽが見えたのに気づかないふりをしていたなら、分かっていて乗っている関係や付き合いがあるのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
店先や玄関で、笠をかぶり徳利を下げた狸の焼き物を見かけたことがある人は多いでしょう。信楽焼の狸として知られ、「他を抜く」に通じるとして商売繁盛の縁起物にもなってきました。化かす妖怪でありながら、人に福を招く存在としても親しまれているのが、狸の面白いところです。当サイトの見方では、化け狸の夢では、狸が何に化けていたかが手がかりになります。知っている人に化けていたなら、その人の見せている顔と本当の気持ちのずれを、心のどこかで感じ取っている印。お金や食べ物に化けていたなら、うまい話や目先の得に飛びつきたい気持ちへの注意。家や店のような場所そのものが化けていたなら、今いる環境が見かけほど居心地のよいものではないと、気づき始めているのかもしれません。これは推察ですが、化かされたあとに狸と一緒に笑っていた夢は、思い通りにならないことも楽しめる、しなやかな心が育っている印だと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
今日は小さな失敗を一つ、笑い話として誰かに話してみてください。気になっている話が本当かどうか、一度だけ自分で確かめてみるのも良いでしょう。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 化け狸の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。人を化かす狸の夢。愉快な化かしは緊張をゆるめる吉兆、化かされて迷うなら見かけにだまされぬよう注意とされる。
Q. 化け狸の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 化け狸の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は小さな失敗を一つ、笑い話として誰かに話してみてください。気になっている話が本当かどうか、一度だけ自分で確かめてみるのも良いでしょう。
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