◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
見上げるほど大きくなる坊主頭の妖怪。膨らみ続ける不安の象徴で、見下ろし返せば乗り越えられる印とされる。
心理学から見ると
見上げるほど相手が大きくなる夢は、不安に目を向けるほど、それが実際以上に大きく感じられる心の働きを映すと読めます。悩みごとを考えすぎて頭から離れなくなっている時や、目上の人の存在に圧倒されている時に見やすい夢とも考えられます。
言い伝えと歴史
見越し入道は、夜道で小さな坊主の姿で現れ、見上げるほどにどんどん背が伸びていく妖怪として各地に伝わります。見上げ続けると倒れてきて命を落とすとも言われ、「見越した」「見抜いた」と唱える、頭のほうから足元へと見下ろすように視線を移す、といった対処法が語られてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、この妖怪の弱点が「見越した」の一言であることに深い意味があります。不安は、先を見通された瞬間に小さくなるのです。夢で入道がしぼんだり消えたりしたなら、悩みの全体像がつかめてきた印。どこまでも大きくなったなら、一人で見上げ続けず、誰かと一緒に見るべき時です。
当サイトの見方:もう一歩深く
見越し入道は、夕暮れから夜にかけての暗い道や坂道、塀の陰などに現れると語られてきました。見上げるほど大きな影は、子どもが大人を見上げるときの目線にも似ています。幼い頃、叱る大人の顔が実際よりずっと大きく見えた記憶がある人もいるでしょう。当サイトの見方では、この夢では入道が誰に似ていたか、どこで出会ったかに注目すると読みが深まります。親や先生、上司に似ていたなら、その人の存在が今も心の中で必要以上に大きくなっています。通い慣れた帰り道なら、毎日の暮らしの中で少しずつ育ってきた不安の表れ。初めての場所なら、新しい環境への緊張が影を大きくしているのかもしれません。また、誰かと一緒にいるときに現れたなら、その人と分け合える悩みだという心の気づきです。これは推察ですが、夢の中で目をそらさずに入道の足元を見つめていたなら、不安の根元に目を向けることで、問題を正しい大きさに戻せる段階に来ていると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
頭から離れない心配ごとを紙に書き、「最悪の場合どうなるか」「その時どうするか」まで書き切ってください。先が見えると、不安は驚くほど小さくなります。
こんな場面なら
- ◎吉 味方になる・宝をくれる……座敷わらしの言い伝えのように、福が来る兆し
- ▲注意 化かされる・さらわれる……見えていない罠や、人の言葉への注意
- 正体が分かる……恐れていたことの中身が見えて、不安が消える兆し
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 見越し入道の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。見上げるほど大きくなる坊主頭の妖怪。膨らみ続ける不安の象徴で、見下ろし返せば乗り越えられる印とされる。
Q. 見越し入道の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 見越し入道の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 頭から離れない心配ごとを紙に書き、「最悪の場合どうなるか」「その時どうするか」まで書き切ってください。先が見えると、不安は驚くほど小さくなります。
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