◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
家族や故郷、自分の土台の象徴。太くしっかりした根は安定と繁栄、むき出しや腐った根は足元の不安を示す。
心理学から見ると
根は地上からは見えませんが、木全体を支えています。心理学的には、自分を形づくってきた家族や生い立ち、価値観など、ふだん意識しない土台を映すと読めます。ユングは無意識を地下に広がる根にたとえることもあり、根の夢は心の深い層への関心の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本語には「根も葉もない」「根に持つ」「根回し」など根にまつわる言い回しが多く、物事の本質や見えない部分を表してきました。『古事記』には地の底にある「根の国」が登場し、根は地下の世界とも結びつけられていました。夢占いでは、家族運や基盤の安定を示す夢とされます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、木の根の夢は「根に何が絡んでいたか」を見てください。石や古い物が絡みついていたなら、過去の出来事が今も自分を縛っている表れ。根を掘り起こしていたなら、自分のルーツや家族の秘密を知りたい気持ちが強まっています。根が足に絡みついて動けなかったなら、しがらみから一歩離れる時期かもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
大きな木を植え替えるとき、昔の庭師は前もって根の周りを掘って一部を切り、新しい根を育てておきました。これが、物事を前もって整えておく意味の「根回し」という言葉のもとだといわれます。また、木の根は土の中の菌類とつながって、養分や水をやり取りしていることも知られています。根は一本の木のものでありながら、周りの世界と結ばれているのです。当サイトの見方では、この夢は、自分の土台が自分一人ではなく、見えないつながりで支えられていることを映しています。地面を掘って根の広がりに驚いていた夢は、家族や友人、育った土地が、思っていた以上に今の自分を支えていると気づき始めた印。根につまずいて転んだなら、過去のしがらみや習慣が、今の歩みの足を引っかけている状態かもしれません。これは推察ですが、根を傷つけずに木を掘り起こそうと苦心していた夢は、住む場所や環境を変える前に、大切な縁を切らずに運びたいという願いを示していると当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
家族や故郷について、ありがたいと思うことを一つ思い出してみてください。自分を支える根を確かめると、足元が落ち着きます。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 木の根の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。家族や故郷、自分の土台の象徴。太くしっかりした根は安定と繁栄、むき出しや腐った根は足元の不安を示す。
Q. 木の根の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 木の根の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 家族や故郷について、ありがたいと思うことを一つ思い出してみてください。自分を支える根を確かめると、足元が落ち着きます。
あわせて読みたい夢の読み物
「自然・天気」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。