▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
地道な努力や、低い姿勢で耐える時期の象徴。這って進めたなら着実な前進、何かが這い寄る夢は忍び寄る不安の暗示。
心理学から見ると
這う夢は、立って歩けないほど力が出ない状態と、それでも少しずつ前へ進もうとする粘り強さの両方を映すと読めます。暗い床下や狭いすき間を這っていたなら、出口の見えない状況を手探りで抜けようとしている心。人の足元を這っていたなら、誰かより低い立場に置かれている屈辱感とも考えられます。逆に何かが這い寄ってくる夢は、形にならない不安がじわじわ距離を詰めている感覚の表れです。
言い伝えと歴史
日本には「這えば立て、立てば歩めの親心」という言葉があり、赤ちゃんの成長を待ちわびる親の気持ちを表してきました。這うことは、人がはじめて自分の力で世界へ出ていく姿でもあります。一方、怪談や都市伝説では、上半身だけで地面を這って追いかけてくる女や、四つんばいで迫る人影が定番の恐怖です。人の形をしながら人らしく立たない姿に、人は本能的な不気味さを感じてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、這う夢は「誇りを地面に置いた姿」です。自分が這っていたなら、今はプライドより前進を選んでいる時期で、それは弱さではなく覚悟です。赤ちゃんが這っていたなら、新しく始めたことが育ち始めた印。見知らぬ何かが這い寄ってきたなら、見ないふりをしている問題が距離を詰めています。振り返ったとき、その顔が自分に似ていたなら、置き去りにした自分の一部が追いついてきたのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
床に這いつくばって、ソファの下に転がった小さなものを探したことは、誰にでもあるでしょう。立っているときには見えなかったほこりや落とし物、家具の脚の傷などが、目線を床まで下げたとたんに次々と目に入ってきます。赤ちゃんが這い回る時期には、大人も同じ高さに目を下げて、危ないものがないか部屋中を確かめ直すものです。当サイトの見方では、這う夢は、低い姿勢で耐える時期を映すだけでなく、「目線を下げたときにしか見えないもの」に気づかせる働きもあると読めます。夢で床を這いながら探しものをしていたなら、高い目標ばかり見ていた日々の中で、足元に落としてきた大切なもの、たとえば身近な人との約束や小さな喜びを、拾い直そうとしている印。這っている途中で思いがけないものを見つけたなら、人に頭を下げたり、謙虚になったりする経験の中で、新しい発見が待っているのでしょう。これは推察ですが、赤ちゃんと同じ高さで這っていた夢は、相手の目線に立って物事を見直したいという、優しい気持ちの表れだと思います。
目覚めた朝にできること
今日は大きな目標ではなく、ほんの一歩だけ進められることを一つ決めて実行してください。気になっている問題があれば、まず名前をつけて紙に書き出しましょう。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 這う夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。地道な努力や、低い姿勢で耐える時期の象徴。這って進めたなら着実な前進、何かが這い寄る夢は忍び寄る不安の暗示。
Q. 這う夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 這う夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は大きな目標ではなく、ほんの一歩だけ進められることを一つ決めて実行してください。気になっている問題があれば、まず名前をつけて紙に書き出しましょう。
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