◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
小さな縁やチャンスの象徴。知り合いとのすれ違いは気持ちの行き違いへの注意とされる。
心理学から見ると
人とすれ違うだけの夢は、日常の中で見過ごしている出会いやチャンス、あるいは誰かと気持ちがかみ合っていない感覚を映すと読めます。知り合いが気づかずに通り過ぎたなら、その人との距離が開いている寂しさ。人混みで何人もとすれ違い、誰の顔も覚えていなかったなら、忙しさで人とのつながりが薄れている状態です。振り返っても相手がいない夢は、手の届かなかった機会への心残りとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本には「袖振り合うも他生の縁」ということわざがあり、道で袖が触れる程度の出会いにも前世からの縁があると考えられてきました。また、夕暮れは「誰そ彼(たそかれ)」、つまり向こうから来る人の顔が見分けられない時刻とされ、これが「たそがれ」の語源と言われます。同じ時刻は魔物に出会う「逢魔が時」とも呼ばれ、すれ違う相手が人かどうか分からない時間として恐れられてきました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、すれ違いの夢は「言葉を交わさなかった縁」の記録です。目が合ったなら、心が向き合うべき縁に気づき始めた印。合わなかったなら、まだ気づかないふりをしている相手がいます。夕暮れの道ですれ違った人が自分にそっくりだった夢は、別の道を選んだもう一人の自分を見ているとも読めます。その人が幸せそうだったか、疲れていたかが、今の選択への本音を映しているのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
都会で暮らしていると、一日のうちに数えきれないほどの人とすれ違いますが、その顔のほとんどは記憶に残りません。それでも夢の中では、すれ違った一人の横顔や服の色だけが、なぜかくっきりと浮かび上がることがあります。当サイトの見方では、その一人は「気づいたのに声をかけなかった」現実の誰か、あるいは選ばなかったもう一つの人生の象徴です。どこですれ違ったかも読みを分けます。人がやっと通れる狭い路地なら、避けて通れない相手との関係。大きな交差点なら、たくさんの選択肢の中で迷っている心。肩がぶつかったなら、気持ちの行き違いがもう表に出始めているのかもしれません。これは推察ですが、すれ違ったあとに振り返ったのが自分だった夢は未練を、相手が振り返った夢は、向こうがまだあなたを気にかけていることを示しています。人混みで自分だけが逆方向に歩いていたなら、周りに流されたくないという静かな意志の表れでしょう。
目覚めた朝にできること
今日すれ違う人の中で気になった誰かに、軽く会釈をしてみてください。気持ちが行き違っている相手がいれば、一言だけ確かめる連絡を。
こんな場面なら
- ◎吉 うまくいく・逃げ切る……現実の課題を乗り越える力がある
- ▲注意 うまくいかない・捕まる……追い詰められている気持ちの表れ。休む・頼るのサイン
- 何度も同じことをくり返す……解決していない問題が心に残っている
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 人とすれ違う夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。小さな縁やチャンスの象徴。知り合いとのすれ違いは気持ちの行き違いへの注意とされる。
Q. 人とすれ違う夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 人とすれ違う夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日すれ違う人の中で気になった誰かに、軽く会釈をしてみてください。気持ちが行き違っている相手がいれば、一言だけ確かめる連絡を。
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