◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
酒と陶酔の神ディオニュソスの夢。解放と楽しみの吉夢だが、羽目を外しすぎや依存への注意も含む。
心理学から見ると
ディオニュソスは、理性や秩序の枠を外して本能や感情を解き放つ力の象徴です。夢に現れるのは、抑えつけてきた楽しみたい気持ちが出口を求めている時と読めます。一方で、飲酒や遊びに頼って疲れをごまかしている状態を、心が警告している可能性もあります。
言い伝えと歴史
ギリシャ神話のディオニュソスはゼウスの子で、ぶどう酒と豊穣、演劇、熱狂の神です。母を失った後、ゼウスの太ももから生まれたという「二度生まれた神」の話が知られています。彼に従う女性たちは山野で熱狂的に踊ったとされ、その祭りから古代ギリシャの演劇が育ったと言われます。
当サイトの考察
当サイトの見方では、ディオニュソスは「楽しさ」と「狂気」の境目に立つ神です。夢の宴が心地よく終わったなら、あなたには今、解放が必要です。けれど宴がいつまでも終わらず、周りの顔が見えなくなっていったなら、楽しみのつもりで何かに呑まれかけている。彼の仮面の下にある顔を、夢の細部で確かめてください。
当サイトの見方:もう一歩深く
古代アテネでは、ディオニュソスをたたえる祭りの中で悲劇や喜劇が上演され、演劇はこの神と深く結びついて育ちました。役者は仮面をつけ、別の誰かになりきって舞台に立ったのです。当サイトの見方では、ディオニュソスの夢では、自分が仮面をつけていたかどうかに注目したいところです。仮面をつけて踊っていたなら、ふだんの役割を脱ぎ、本当は表に出したい感情を、別の顔を借りて解き放とうとしている状態。仮面が外れなくなっていたなら、演じている役が長くなりすぎて、素顔の自分を見失いかけているのかもしれません。客席から舞台を眺めていたなら、羽目を外す人々をうらやましく思いながら、自分はまだ一歩引いている心の表れでしょう。人前で明るく振る舞うことが多い人ほど、この夢を見やすいとも考えられます。これは推察ですが、宴のあと仮面を外して静かな夜道を歩く夢は、楽しさと日常の切り替えが、心の中でうまくできている印だと当サイトは考えます。
目覚めた朝にできること
今日は心から楽しめることを一つ予定に入れてください。お酒を飲む予定があるなら、量を決めてから始めると夢の警告も生かせます。
こんな場面なら
- ◎吉 拝む・お参りする……心を整えたい気持ち。願いが届く兆しとされる
- 神仏から言葉をもらう……最も強い「お告げ」とされる夢。言葉を大切に
- ▲注意 神仏が怒っている・背を向ける……自分の行いを見直したいという心の声
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. ディオニュソスの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。酒と陶酔の神ディオニュソスの夢。解放と楽しみの吉夢だが、羽目を外しすぎや依存への注意も含む。
Q. ディオニュソスの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. ディオニュソスの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は心から楽しめることを一つ予定に入れてください。お酒を飲む予定があるなら、量を決めてから始めると夢の警告も生かせます。
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