◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
人より優れていると感じる夢。自信の回復を示す一方、慢心や孤立への注意も含むとされる。
心理学から見ると
優越感を味わう夢は、現実で認められていない気持ちを夢の中で埋め合わせる願望充足と読めます。とくに疲れていたり自信をなくしていたりするときに見やすいとされます。一方で、夢の中で相手を見下して後味が悪かったなら、自分の中の傲慢さに気づいている良心の働きとも考えられます。
言い伝えと歴史
「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉があるように、日本では優れた人ほど謙虚であることが尊ばれてきました。仏教でも、他人と比べて自分を高く見る心は煩悩の一つとされます。夢占いでは、優越感の夢は自信が戻る兆しとされつつ、周囲との衝突に気をつけるようにと読まれることがあります。
当サイトの考察
当サイトの見方では、優越感の夢は「本当は認めてほしい相手」を教えてくれます。夢で勝ち誇った相手が身近な人なら、その人に対してまだ言えていない悔しさがあるのかもしれません。勝ったのに周りに誰もいなかったなら、上を目指すうちに孤独になる不安の表れです。気分がよかったか、寂しかったかで読み分けてください。
当サイトの見方:もう一歩深く
優越感の夢には、高い場所から人々を見下ろす、表彰台の上に立つといった「高さ」の場面がよく現れます。イソップ寓話のうさぎとかめで、足の速いうさぎが途中で眠ってしまうように、勝っているという安心は油断とも隣り合わせです。当サイトの見方では、この夢で注目したいのは、勝った瞬間よりそのあとの数秒です。周りの人と笑い合えたなら、自信が人とのつながりの中で健やかに育っている印。相手の悔しそうな顔をじっと見ていたなら、過去に自分が味わった悔しさを、立場を入れ替えて確かめ直しているのかもしれません。これは推察ですが、長いあいだ我慢や遠慮を続けてきた人ほど、夢の中で思いきり勝ち誇る場面を見やすいと当サイトは考えます。それは傲慢さというより、抑えてきた力がようやく息をしている状態です。目覚めたあとに少し照れくさく感じたなら、その感覚こそが謙虚さの芽であり、慢心とは違うものです。
目覚めた朝にできること
今日は、自分が得意なことを一つ認めたうえで、それを誰かの役に立てる小さな方法を考えてみましょう。自信は分けると長持ちします。
こんな場面なら
- ◎吉 その気持ちを受け止めている……心が整理されつつある
- ▲注意 気持ちに押しつぶされる……現実でもためこんでいるサイン
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 優越感の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。人より優れていると感じる夢。自信の回復を示す一方、慢心や孤立への注意も含むとされる。
Q. 優越感の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 優越感の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今日は、自分が得意なことを一つ認めたうえで、それを誰かの役に立てる小さな方法を考えてみましょう。自信は分けると長持ちします。
あわせて読みたい夢の読み物
「感情・心の状態」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。