○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
自分でも気づいていない一面の象徴とされる。親切な見知らぬ人は新しい出会いの兆しとも言われる。
心理学から見ると
夢に出る知らない人は、自分でもまだ気づいていない一面を映すと読めます。ユングは、自分が認めたくない性質を「影」と呼び、夢では同性の見知らぬ人物として現れやすいとしました。一方で脳は、実際に見た顔の記憶を組み合わせて夢の人物を作っているとも考えられています。
言い伝えと歴史
日本の民俗学では、外の世界から訪れる見知らぬ者は、福をもたらす神にも災いをもたらす者にもなると考えられてきました。折口信夫はこうした来訪者を「まれびと」と呼びました。年の瀬や祭りの夜に訪れる来訪神の行事にも、その考え方が残っています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、知らない人の夢は「その人に何をされたか」より「なぜ近くにいたのか」を問う夢です。ずっと後ろをついてきたなら、置き去りにしている感情。道を教えてくれたなら、心の奥の案内役。顔だけがどうしても思い出せないなら、その人はまだ名前のついていない、これからのあなた自身なのかもしれません。
当サイトの見方:もう一歩深く
都会の駅や交差点では、毎日数え切れないほどの知らない人とすれ違いますが、その顔を一つ一つ覚えている人はいません。それでも、心のどこかには、ちらりと目に入った表情や服装のかけらが残っているのかもしれません。当サイトの見方では、知らない人の夢は、ふだん意識していない人との距離感や、社会の中での自分の居場所を映しています。場面ごとの読み方もあります。人混みの中で知らない人ばかりに囲まれていたなら、大勢の中で自分が埋もれていく不安。知らない人なのに、なぜか自分の名前を知っていたなら、まだ気づいていない自分の願いが、名乗りをあげようとしているのでしょう。何度も別の夢に同じ見知らぬ人が現れるなら、その人の印象や言葉を書き留めておく価値があります。これは推察ですが、夢の中で見知らぬ人にふいに親切にされたなら、あなたは身近な人に弱さを見せにくい分、利害のない相手からのやさしさを求めているのだと考えます。現実でも、名前も知らない人の小さな親切に救われることがあるものです。
目覚めた朝にできること
夢の見知らぬ人の印象を三つの言葉で書いてみてください。そのうち一つが、今の自分に足りない性質や、隠している気持ちの手がかりになります。
こんな場面なら
- ◎吉 仲良くしている……関係の安定、または仲良くしたい願い
- ケンカ・別れ……逆夢として、かえって絆が深まる兆しと読まれることが多い
- ▲注意 相手が知らない顔をする……その人との距離や、自分の自信のなさを映す
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. 知らない人の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。自分でも気づいていない一面の象徴とされる。親切な見知らぬ人は新しい出会いの兆しとも言われる。
Q. 知らない人の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 知らない人の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 夢の見知らぬ人の印象を三つの言葉で書いてみてください。そのうち一つが、今の自分に足りない性質や、隠している気持ちの手がかりになります。
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