◇ 吉凶は場面しだい 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます
神の使いとされる三本足の八咫烏の夢。迷いの中で正しい道へ導かれる吉夢。新しい挑戦の成功を示す。
心理学から見ると
道案内をする鳥の夢は、進む方向に迷っている時に、心のどこかで答えを知っている部分が導き手として姿を現したものと読めます。ユング派では、知恵を授ける老賢者のような「導き手」の元型が、動物や鳥の姿で現れることもあるとされます。迷いの中にいても、直感を信じてよい時期なのかもしれません。
言い伝えと歴史
日本神話で八咫烏は、神武天皇が熊野から大和へ向かう険しい山中で道案内をしたと伝えられる烏です。熊野の神の使いとして熊野三山で大切にされ、三本足の姿で表されることが多く、サッカー日本代表のエンブレムにも描かれています。導きの鳥として今も親しまれています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、八咫烏の夢は「不吉と思われているものが、実は導き手である」ことを教えます。烏は死や不吉の象徴とされがちですが、神話では暗い山道の先を照らす存在でした。夢で烏がこちらを振り返りながら飛んでいたなら、ついて行ってよい。黙って木の上にいたなら、答えはすでにあなたの足元にあります。
当サイトの見方:もう一歩深く
八咫烏の「咫(あた)」は長さの単位で、「八咫」は大きいことを表す言葉とされます。神話の中で八咫烏は、天皇を力で守ったのではなく、ただ先を飛んで道を示した存在でした。熊野では今も烏の姿が神のお使いとして守り札などに描かれ、参拝者に親しまれています。当サイトの見方では、八咫烏の夢は「答えをくれる存在」ではなく「一歩先を飛んでくれる存在」を求める気持ちを映します。すべてを決めてほしいのではなく、少し先で振り返ってくれる誰かがいれば歩ける。そんな心細さと希望が、黒い翼の姿をとるのかもしれません。夢で八咫烏が霧や森の中を先導していたなら、見通しの悪い時期でも、進む方向そのものは間違っていない印。高い木から見下ろしていたなら、全体を見渡す視点を持つよう促されていると読みます。これは推察ですが、自分が誰かの先を飛んでいた夢は、あなた自身が誰かの道案内になる時期に入っていることを示しているのでしょう。
目覚めた朝にできること
迷っている選択肢があれば、最初に心が動いた方を紙に書き留めてください。烏を見かけたら、それを小さな合図として受け取ってみるのもよいでしょう。
こんな場面なら
- ◎吉 拝む・お参りする……心を整えたい気持ち。願いが届く兆しとされる
- 神仏から言葉をもらう……最も強い「お告げ」とされる夢。言葉を大切に
- ▲注意 神仏が怒っている・背を向ける……自分の行いを見直したいという心の声
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 八咫烏の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 同じ夢でも場面で吉にも凶にも読まれる夢。下の「こんな場面なら」で読み分けます。神の使いとされる三本足の八咫烏の夢。迷いの中で正しい道へ導かれる吉夢。新しい挑戦の成功を示す。
Q. 八咫烏の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 八咫烏の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 迷っている選択肢があれば、最初に心が動いた方を紙に書き留めてください。烏を見かけたら、それを小さな合図として受け取ってみるのもよいでしょう。
あわせて読みたい夢の読み物
「世界の神話の神々」のほかの夢
※ 夢占いは心理学・民間伝承にもとづく娯楽としての解釈であり、科学的に証明されたものではありません。「当サイトの考察」は当サイト独自の推察です。