○ 心を映す夢 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます
縛られた巨狼。抑えつけている怒りや、束縛から逃れたい気持ちの象徴。
心理学から見ると
縛られた巨大な狼は、心理学的には、押さえつけている怒りや本能、あるいは自由を奪われている息苦しさの象徴と読めます。ユングの言う「影」、つまり自分の中の荒々しい部分が表に出ようとしているとも受け取れます。狼が暴れていたか、静かに縛られていたかで、感情の圧力の高さが分かるとも考えられます。
言い伝えと歴史
北欧神話のフェンリルはロキの子で、成長するにつれて神々に恐れられ、決して切れない魔法の紐で縛られました。紐は猫の足音や山の根など、この世に無いものから作られたと語られます。狼を油断させるため、軍神テュールが手を狼の口に入れ、だまされたと知った狼にその手を噛み切られました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、フェンリルの物語で最も心が痛むのは、狼が「だまされて」縛られたことです。怒りは、裏切られた経験から生まれることが多いものです。夢の狼が悲しげだったなら、あなたの怒りの奥に傷ついた信頼が眠っています。紐が切れかけていたなら、我慢の限界が近い印。手を差し出したテュールのように、誠実に向き合う人が必要と考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
神話によれば、フェンリルは幼いころ神々のもとで育てられましたが、どんどん大きくなる狼を誰もが恐れ、餌を与える勇気を持っていたのは軍神テュールだけだったと語られます。後に狼の口に手を入れたのも、そのテュールでした。狼にとって、ただ一人自分に近づいてくれた相手が、結果として自分を縛る役に回ったことになります。当サイトの見方では、フェンリルの夢を見る人は、周りから「扱いにくい人」と思われていると感じていたり、逆に誰かをそう見てしまっていたりすることが多いようです。夢の中であなたが狼に餌をやっていたなら、皆に恐れられている誰かに、あなただけが手を差し伸べている状態。狼に後をつけられていたなら、自分の中で押し込めてきた強い感情が、無視できない大きさに育っている印です。狼と目が合っても怖くなかったなら、その感情と和解できる日は近いと考えます。これは推察ですが、夢の狼の大きさは、恐れる側の心の大きさを映しているのかもしれません。
目覚めた朝にできること
抑えている不満を、相手に送らないつもりで手紙に書いてみてください。安全な形で吐き出すと、紐がきしむ前に心の圧が抜けます。
こんな場面なら
- ◎吉 拝む・お参りする……心を整えたい気持ち。願いが届く兆しとされる
- 神仏から言葉をもらう……最も強い「お告げ」とされる夢。言葉を大切に
- ▲注意 神仏が怒っている・背を向ける……自分の行いを見直したいという心の声
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
よくある質問
Q. フェンリルの夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 吉凶よりも、今の気持ちや状態を映す夢として読みます。縛られた巨狼。抑えつけている怒りや、束縛から逃れたい気持ちの象徴。
Q. フェンリルの夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. フェンリルの夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 抑えている不満を、相手に送らないつもりで手紙に書いてみてください。安全な形で吐き出すと、紐がきしむ前に心の圧が抜けます。
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