▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
目標への道筋が見えなくなっている不安の表れ。焦って動き回るより、立ち止まって方向を確かめるべき時期とされる。
心理学から見ると
山で迷う夢は、大きな目標に向かう途中で道筋を見失った感覚を映すと読めます。街中で迷う夢と違い、山は人の手が届きにくく助けを呼びにくい場所です。そのため、誰にも相談できずに抱え込んでいる課題や、計画が思ったより大きく手に負えなくなっている焦りが背景にあるとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本の山には、山中で人を迷わせる怪異の言い伝えが各地にあります。天狗や狐に化かされて同じ場所をぐるぐる回った、という話はその代表で、山が人の世とは別の理(ことわり)に支配された場所だと考えられてきたことを物語っています。迷うことは、山の側から人が試される体験でもありました。
当サイトの考察
当サイトの見方では、迷った山が「知っている山」か「見知らぬ山」かで意味が変わります。子どもの頃に登った山なら、昔のやり方や考え方にとらわれて前に進めなくなっているのかもしれません。見知らぬ山なら、初めての挑戦への不安です。日が暮れかけていたなら、期限が迫っている焦りが重なっていると読めます。
当サイトの見方:もう一歩深く
山で道に迷ったときは、谷や沢へ下りず、見通しのきく尾根や来た道へ戻るのがよいと、登山の心得としてよく教えられます。下りれば帰れそうに思える方向ほど、かえって危ういことがあるのです。当サイトの見方では、山で迷う夢でもあなたがどちらへ向かったかに、困った時の判断の癖が表れます。急いで下へ下へと進んでいたなら、早く楽になりたい気持ちが強く、目先の安心を優先しがちな状態かもしれません。高い所へ登って周りを見渡そうとしたなら、一度視点を上げて全体を見直せば道が見つかると、心が知っている印です。来た道を引き返したなら、原点に戻ってやり直す勇気があります。携帯電話の電波が届かず連絡が取れなかったなら、助けを求めたいのに、その手段や言葉が見つからない心細さと読めます。途中で見知らぬ人に道を教えられたなら、思いがけない相手の一言が転機になる予感でしょう。これは推察ですが、この夢は、焦って答えを出そうとしている人に、一度立ち止まって高いところから眺めてごらんと、心が伝えているのではないでしょうか。
目覚めた朝にできること
今抱えている課題の「現在地」を紙に書き、次の一歩だけを決めてみましょう。山で迷ったときと同じく、動く前に位置を確かめることが一番の近道です。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 山で迷う夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。目標への道筋が見えなくなっている不安の表れ。焦って動き回るより、立ち止まって方向を確かめるべき時期とされる。
Q. 山で迷う夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 山で迷う夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今抱えている課題の「現在地」を紙に書き、次の一歩だけを決めてみましょう。山で迷ったときと同じく、動く前に位置を確かめることが一番の近道です。
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