▲ 凶夢寄り(注意のサイン) 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます
抗えない流れや感情の渦の象徴。外から眺めるなら転機の到来、巻き込まれるなら周囲の状況に振り回されている注意のサイン。
心理学から見ると
渦は一点に向かって吸い込む動きを持ち、夢では考えが同じところをぐるぐる回り続ける状態、いわゆる反すう思考を映すと読めます。水は感情の象徴とされることが多く、その水が渦を巻くのは、感情が整理されないまま中心へ引き込まれていく感覚の表れとも考えられます。
言い伝えと歴史
日本では鳴門海峡の渦潮がよく知られ、潮の干満の差が大きい時期にひときわ大きな渦が生まれます。海の民にとって渦は恐ろしい難所であると同時に、海の力の大きさを見せる存在でした。世界の船乗りの伝承にも、船を呑み込む大渦の話が数多く残されています。
当サイトの考察
当サイトの見方では、渦潮は「自分で選んでいない流れ」の象徴です。見下ろす位置にいれば、その流れを見極める余裕がある証。船ごと引き込まれるなら、人間関係や職場の空気に知らないうちに巻き込まれているのかもしれません。渦の中心が静かに澄んで見えたなら、混乱の奥に答えがすでにあるという知らせと考えます。
当サイトの見方:もう一歩深く
渦潮は、潮の満ち引きによって生まれる速い流れと、ゆるやかな流れがぶつかる場所にできるとされます。鳴門海峡では、瀬戸内海側と紀伊水道側の潮位の差が大きな流れを生み、その境目に渦がいくつも現れます。つまり渦は、ひとつの力ではなく、向きの違う二つの流れが出会うところに生まれるのです。当サイトの見方では、渦潮の夢は、心の中でぶつかり合う二つの思いを映していることがあります。続けたい気持ちとやめたい気持ち、家族の望みと自分の望み、頭で考えたことと体の感覚。どちらかが悪いのではなく、両方が強いからこそ渦ができるのかもしれません。夢の中で渦がだんだん小さくなって消えていったなら、潮の向きが変わるように、時間が解決してくれる問題です。自分の手で渦をかき回していたなら、悩みを深くしているのは自分の考えすぎかもしれません。これは推察ですが、渦を怖がるより、ぶつかっている二つの流れに名前をつけることが、抜け出す近道になると考えます。
目覚めた朝にできること
今いちばん頭の中で回っている考えを一つ書き出し、「今日できること」と「今は流すこと」に分けてみてください。渦の外に出る一歩になります。
こんな場面なら
- ◎吉 穏やか・澄んでいる……心が落ち着き、物事が順調に流れる兆し
- ▲注意 荒れている・飲み込まれる……感情があふれそう、または周りの変化に振り回されている
- 眺めているだけ……変化を少し離れた所から見ている。準備の時期
- 夢の中で気持ちがよかった……同じ夢でも吉の読みが強まる
- ▲注意 夢の中で怖かった・苦しかった……注意のサインの読みが強まる。まずは休息を
- 何度も同じ夢を見る……心がまだ答えを出していない問題があるサイン
夢違え(ゆめちがえ):気になる夢を良い方へ変える
気になる夢を見た朝、昔の人は獏(ばく)の札を枕の下に敷く、庭の南天に夢を話す、夢違えの歌を唱える、といった方法で夢を良い方へ「違えて」きました。 くわしくはコラム「夢を買う、夢を違える」へ
よくある質問
Q. 渦潮の夢は吉夢ですか?凶夢ですか?
A. 言い伝えでは注意を促す夢。怖がるより「気をつけどころ」を教える夢と読みます。抗えない流れや感情の渦の象徴。外から眺めるなら転機の到来、巻き込まれるなら周囲の状況に振り回されている注意のサイン。
Q. 渦潮の夢を何度も見るのはなぜですか?
A. くり返し見る夢は、心がまだ答えを出していない問題のサインとされます。研究でも、悩みが解決すると同じ夢は見なくなりやすいことが知られています。夢日記をつけると、何がきっかけになっているかが見えてきます。
Q. 渦潮の夢を見た朝は何をすればいいですか?
A. 今いちばん頭の中で回っている考えを一つ書き出し、「今日できること」と「今は流すこと」に分けてみてください。渦の外に出る一歩になります。
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